「平成最後」の特急、訪日外国人を意識 西武やJR東

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2019/3/16 11:30
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平成最後の特急は訪日外国人を意識――。ダイヤ改正日の16日、首都圏の鉄道各社が新型特急の運行を始めた。西武鉄道が池袋線に特急「ラビュー」、JR東日本は新宿―河口湖(山梨県富士河口湖町)を走る特急「富士回遊」を投入した。増え続ける訪日外国人を取り込もうと、西武は大型の車窓やWi―Fiを搭載。JR東は大きな荷物が置けるスペースを設けた。

丸みを帯びた先頭車両と大きな窓が特徴の西武鉄道の新型特急「Laview(ラビュー)」(16日午前、東京都豊島区)

丸みを帯びた先頭車両と大きな窓が特徴の西武鉄道の新型特急「Laview(ラビュー)」(16日午前、東京都豊島区)

ラビューは午前7時30分ごろ、ほぼ定刻通りに池袋駅を出発した。大きな窓(縦1.35メートル、横1.58メートル)を採用し、終点の埼玉・秩父までの車窓を楽しんでもらう。西武鉄道の後藤高志会長は「今までに見たことのない新しい車両を目指し、実現した」と話した。

JR東の富士回遊は同8時30分に新宿駅を発車した。富士回遊は甲府に向かう特急「かいじ」に連結する。新宿駅の森山英彦駅長は「富士回遊は毎日運行する。訪日外国人にも利用してもらえたら」とあいさつした。

東武鉄道は特急料金がいらない「川越特急」を東上線に投入した。観光地の埼玉・川越まで池袋駅から最速26分で行けることが売り物だ。

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