2006年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.乱鴉の島 有栖川有栖 | このミステリーがすごい! 1.独白するユニバーサル横メルカトル 平山夢明 | 週刊文春 1.名もなき毒 宮部みゆき |
第7回本格ミステリ大賞(2007年)
道尾秀介 シャドウ
評論・研究部門:巽昌章 論理の蜘蛛の巣の中で
第60回日本推理作家協会賞(2007年)(選考委員:菅浩江・天童荒太・馳星周・福井晴敏・山田正紀)
桜庭一樹 赤朽葉家の伝説
短編(選考委員:有栖川有栖・北森鴻・黒川博行・直井明・法月綸太郎) 該当作なし
第52回江戸川乱歩賞(選考委員:綾辻行人・井上夢人・大沢在昌・真保裕一・乃南アサ)
鏑木蓮 東京ダモイ
早瀬乱 三年坂 火の夢
第26回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・大沢在昌・北村薫・坂東眞砂子)
桂木希 ユグドラジルの覇者(橋本希蘭「世界樹の枝で」を改名、改題)
第16回鮎川哲也賞(選考委員:笠井潔・島田荘司・山田正紀)
麻見和史 ヴェサリウスの柩
(佳作:似鳥鶏『理由あって冬に出る』)
第4回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2005年)
海堂尊 チーム・バチスタの栄光
第3回ミステリーズ!新人賞(選考委員:綾辻行人・有栖川有栖・若竹七海)
秋梨惟喬 殺三狼
滝田務雄 田舎の刑事の趣味とお仕事
2007年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.女王国の城 有栖川有栖 | このミステリーがすごい! 1.警官の血 佐々木譲 | 週刊文春 1.女王国の城 有栖川有栖 | 早川 1.楽園 宮部みゆき |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
密室殺人ゲーム王手飛車取り 歌野晶午
少年検閲官 北山猛邦
晩餐は「檻」のなかで 関田涙
毒草師 高田崇史
首無の如き祟るもの 三津田信三
密室キングダム 柄刀一
インシテミル 米澤穂信
リベルタスの寓話 島田荘司
女王国の城 有栖川有栖
第8回本格ミステリ大賞(2008年)
有栖川有栖 女王国の城
評論・研究部門:小森健太朗 探偵小説の論理学
第61回日本推理作家協会賞(2008年)(選考委員:逢坂剛・小鷹信光・真保裕一・菅浩江・福井晴敏)
今野敏 果断 隠蔽捜査2
短篇(選考委員:有栖川有栖・北森鴻・野崎六助・馳星周・山田正紀) 長岡弘樹 傍聞き
第53回江戸川乱歩賞(選考委員:綾辻行人・大沢在昌・恩田陸・真保裕一・天童荒太)
曽根圭介 沈底魚
第27回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・大沢在昌・北村薫・坂東眞砂子)
大村友貴美 首挽村の殺人(「血ヌル里、首挽村」を改題)
桂美人 ロスト・チャイルド(「LOST CHILD」を改題)
第17回鮎川哲也賞(選考委員:笠井潔・島田荘司・山田正紀)
山口芳宏 雲上都市の怪事件
第5回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2006年)
伊園旬 ブレイクスルー・トライアル
第4回ミステリーズ!新人賞(選考委員:綾辻行人・有栖川有栖・若竹七海)
沢村浩輔 夜の床屋
2008年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.山魔の如き嗤うもの 三津田信三 | このミステリーがすごい! 1.ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 | 週刊文春 1.告白 湊かなえ | 早川 1.ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
ランボー・クラブ 岸田るり子
少女ノイズ 三雲岳斗
完全恋愛 牧薩次
山魔の如き嗤うもの 三津田信三
青銅の悲劇 笠井潔
浮遊封館 門前典之
しらみつぶしの時計 法月綸太郎
トスカの接吻 深水黎一郎
ペガサスと一角獣薬局 柄刀一
1/2の騎士 初野晴
第9回本格ミステリ大賞(2009年)
牧薩次 完全恋愛
評論・研究部門:円堂都司昭 『謎』の解像度(レゾリューション)
第62回日本推理作家協会賞(2009年)(選考委員:伊坂幸太郎・歌野晶午・逢坂剛・小鷹信光・真保裕一)
道尾秀介 カラスの親指
柳広司 ジョーカー・ゲーム
短篇(選考委員:菅浩江・野崎六助・馳星周・福井晴敏・山田正紀)
曽根圭介 熱帯夜
田中啓文 渋い夢
第54回江戸川乱歩賞(選考委員:内田康夫・大沢在昌・恩田陸・天童荒太・東野圭吾)
翔田寛 誘拐児
末浦広海 訣別の森(「猛き咆哮の果て」を改題)
第28回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・北村薫・桐野夏生・坂東眞砂子)
該当作なし
第18回鮎川哲也賞(選考委員:笠井潔・島田荘司・山田正紀)
七河迦南 七つの海を照らす星
第6回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2007年)
拓未司 禁断のパンダ
第5回ミステリーズ!新人賞(選考委員:綾辻行人・有栖川有栖・辻真先)
梓崎優 砂漠を走る船の道
第30回小説推理新人賞(選考委員:綾辻行人・有栖川有栖・光原百合)
浮穴みみ 寿限無
2009年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.密室殺人ゲーム2.0 歌野晶午 | このミステリーがすごい! 1.新参者 東野圭吾 | 週刊文春 1.新参者 東野圭吾 | 早川 1.造花の蜜 連城三紀彦 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
玻璃の家 松本寛大
密室の如き籠もるもの 三津田信三
奇跡審問官アーサー 死蝶天国 柄刀一
密室殺人ゲーム2.0 歌野晶午
密室から黒猫を取り出す方法 北山猛邦
花窗玻璃 シャガールの黙示 深水黎一郎
追想五断章 米澤穂信
闇の中の猫 麻生荘太郎
第10回本格ミステリ大賞(2010年)
歌野晶午 密室殺人ゲーム2.0
三津田信三 水魑の如き沈むもの
評論・研究部門:谷口基 戦前戦後異端文学論
第63回日本推理作家協会賞(2010年)(選考委員:赤川次郎・伊坂幸太郎・歌野晶午・北村薫・佐々木譲)
飴村行 粘膜蜥蜴
貫井徳郎 乱反射
短篇(選考委員:逢坂剛・小鷹信光・真保裕一・菅浩江・福井晴敏)
安東能明 随監
第55回江戸川乱歩賞(選考委員:内田康夫・大沢在昌・恩田陸・天童荒太・東野圭吾)
遠藤武文 プリズン・トリック(「三十九条の過失」を改題)
第29回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・北村薫・馳星周・坂東眞砂子)
大門剛明 雪冤(大谷剛史「ディオニス死すべし」を改名、改題)
第19回鮎川哲也賞(選考委員:笠井潔・北村薫・島田荘司・山田正紀)
相沢沙呼 午前零時のサンドリヨン
第13回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:綾辻行人・石田衣良・近藤史恵・藤田宜永)
両角長彦 ラガド
島田荘司選 第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2008年)
玻璃の家 松本寛大
(優秀作:水生大海 少女たちの羅針盤)
第7回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2008年)
山下貴光 屋上ミサイル
柚月裕子 臨床真理
(優秀賞:塔山郁 毒殺魔の教室)
第6回ミステリーズ!新人賞(選考委員:有栖川有栖・辻真先・貫井徳郎) 該当作なし
第31回小説推理新人賞(選考委員:綾辻行人・有栖川有栖・光原百合)
通信制警察 耳目
2010年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.隻眼の少女 麻耶雄嵩 | このミステリーがすごい! 1.悪の教典 貴志祐介 | 週刊文春 1.悪の教典 貴志祐介 | 早川 1.Another 綾辻行人 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
武家屋敷の殺人 小島正樹
水魑の如き沈むもの 三津田信三
キョウカンカク 天祢涼
写楽 閉じた国の幻 島田荘司
小鳥を愛した容疑者 大倉崇裕
隻眼の少女 麻耶雄嵩
ボディ・メッセージ 安萬純一
太陽が死んだ夜 月原渉
第11回本格ミステリ大賞(2011年)
隻眼の少女 麻耶雄嵩
評論・研究部門:エラリー・クイーン論 飯城勇三
第64回日本推理作家協会賞(2011年)(選考委員:赤川次郎・恩田陸・北村薫・佐々木譲・新保博久)
麻耶雄嵩 隻眼の少女
米澤穂信 折れた竜骨
短篇(選考委員:伊坂幸太郎・歌野晶午・逢坂剛・小鷹信光・真保裕一)
深水黎一郎 人間の尊厳と八〇〇メートル
第56回江戸川乱歩賞(選考委員:内田康夫・恩田陸・今野敏・天童荒太・東野圭吾)
横関大 再会(「再会のタイムカプセル」を改題)
第30回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・北村薫・馳星周・坂東眞砂子)
伊与原新 お台場アイランドベイビー
第20回鮎川哲也賞(選考委員:笠井潔・北村薫・島田荘司・山田正紀)
安萬純一 ボディ・メッセージ
月原渉 太陽が死んだ夜
第14回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:綾辻行人・石田衣良・近藤史恵・藤田宜永)
石川渓月 ハッピーエンドは嵐の予感
望月諒子 大絵画展
島田荘司選 第2回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2009年)
叶紙器 伽羅の橋
第8回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2009年)
太朗想史郎 トギオ
中山七里 さよならドビュッシー
第7回ミステリーズ!新人賞(選考委員:桜庭一樹・辻真先・貫井徳郎)
美輪和音 強欲な羊
第32回小説推理新人賞(選考委員:綾辻行人・有栖川有栖・光原百合)
深山亮 遠田の蛙
第1回山田風太郎賞(選考委員:赤川次郎・京極夏彦・桐野夏生・重松清・筒井康隆)
貴志祐介 悪の教典
(次点:綾辻行人『Another』)
2011年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.折れた竜骨 米澤穂信 | このミステリーがすごい! 1.ジェノサイド 高野和明 | 週刊文春 1.ジェノサイド 高野和明 | 早川 1.折れた竜骨 米澤穂信 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
システィーナ・スカル 柄刀一
折れた竜骨 米澤穂信
縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿 加賀美雅之
ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち 三上延
檻の中の少女 一田和樹
生霊の如き重るもの 三津田信三
開かせていただき光栄です 皆川博子
吸血鬼と精神分析 笠井潔
第12回本格ミステリ大賞(2012年)
皆川博子 開かせていただき光栄です
城平京 虚構推理 鋼人七瀬
評論・研究部門:笠井潔 探偵小説と叙述トリック
第65回日本推理作家協会賞(2012年)(選考委員:恩田睦・香納諒一・貴志祐介・新保博久・貫井徳郎)
高野和明 ジェノサイド
短篇(選考委員:赤川次郎・伊坂幸太郎・歌野晶午・北村薫・佐々木譲)
湊かなえ 望郷、海の星
第57回江戸川乱歩賞(選考委員:内田康夫・京極夏彦・桐野夏生・今野敏・東野圭吾)
川瀬七緒 よろずのことに気をつけよ
玖村まゆみ 完盗オンサイト(「クライミング ハイ」を改題)
第31回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・北村薫・馳星周・坂東眞砂子)
長沢樹 消失グラデーション(眼鏡もじゅ「リストカット/グラデーション」」を改名、改題)
第21回鮎川哲也賞(選考委員:笠井潔・北村薫・島田荘司・山田正紀)
山田彩人 眼鏡屋は消えた
第15回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:綾辻行人・近藤史恵・今野敏・藤田宜永)
前川裕 クリーピー(「CREEPY」を改題)
川中大樹 茉莉花(サンパギータ)(「サンパギータ」を改題)
島田荘司選 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2010年)
一田和樹 檻の中の少女
深木章子 鬼畜の家
第9回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2010年)
乾緑郎 完全なる首長竜の日
第8回ミステリーズ!新人賞(選考委員:桜庭一樹・辻真先・貫井徳郎) 受賞作なし
第2回山田風太郎賞(選考委員:赤川次郎・京極夏彦・桐野夏生・重松清・筒井康隆)
高野和明 ジェノサイド
2012年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.キングを探せ 法月綸太郎 | このミステリーがすごい! 1.64(ロクヨン) 横山秀夫 | 週刊文春 1.64 横山秀夫 | ハヤカワ 1.幽女の如き怨むもの 三津田信三 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 北山猛邦
キングを探せ 法月綸太郎
綺譚の島 小島正樹
ファイナル・オペラ 山田正紀
幽女の如き怨むもの 三津田信三
密室蒐集家 大山誠一郎
第13回本格ミステリ大賞(2013年)
大山誠一郎 密室蒐集家
評論・研究部門:福井健太 本格ミステリ鑑賞術
第66回日本推理作家協会賞(2013年)(選考委員:井上夢人・香納諒一・貴志祐介・貫井徳郎・山前譲)
山田宗樹 百年法
短篇(選考委員:赤川次郎・恩田陸・北村薫・佐々木譲・新保博久)
若竹七海 暗い越流
第58回江戸川乱歩賞(選考委員:石田衣良・京極夏彦・桐野夏生・今野敏・東野圭吾)
高野史緒 カラマーゾフの妹(「カラマーゾフの兄妹」を改題)
第32回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・北村薫・馳星周・坂東眞砂子)
菅原和也 さあ、地獄へ堕ちよう(菅原蛹を改名)
河合莞爾 デッドマン(「DEAD MAN」を改題)
第22回鮎川哲也賞(選考委員:芦辺拓・北村薫・辻真先)
青崎有吾 体育館の殺人
第16回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:綾辻行人・近藤史恵・今野敏・藤田宜永)
葉真中顕 ロスト・ケア
島田荘司選 第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2011年)
知念実希人 誰がための刃(「レゾン・デートル」改題)
第10回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2011年)
法坂一広 弁護士探偵物語 天使の分け前
第9回ミステリーズ!新人賞(選考委員:桜庭一樹・新保博久・法月綸太郎)
近田鳶迩 かんがえるひとになりかけ
第3回山田風太郎賞(選考委員:赤川次郎・奥泉光・京極夏彦・筒井康隆・林真理子)
冲方丁 光圀伝
窪美澄 晴天の迷いクジラ
2013年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.貴族探偵対女探偵 麻耶雄嵩 | このミステリーがすごい! 1.ノックス・マシン 法月綸太郎 | 週刊文春 1.教場 長岡弘樹 | 早川 1.ノックス・マシン 法月綸太郎 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
福家警部補の報告 大倉崇裕
螺旋の底 深木章子
ノックス・マシン 法月綸太郎
人魚姫 探偵グリムの手稿 北山猛邦
バイリンガル 高林さわ
愛の徴 天国の方角 近本洋一
水族館の殺人 青崎有吾
星籠の海 島田荘司
第14回本格ミステリ大賞(2014年)
森川智喜 スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ
評論・研究部門:内田隆三 ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?
第67回日本推理作家協会賞(2014年)(選考委員:井上夢人・北方謙三・真保裕一・田中芳樹・山前譲)
恒川光太郎 金色機械
短篇(選考委員:恩田陸・香納諒一・貴志祐介・新保博久・貫井徳郎) 受賞作なし
第59回江戸川乱歩賞(選考委員:石田衣良・京極夏彦・桐野夏生・今野敏・東野圭吾)
竹吉優輔 襲名犯(「ブージャム狩り」を改題)
第33回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・北村薫・馳星周・坂東眞砂子)
伊兼源太郎 アンフォゲッタブル
第23回鮎川哲也賞(選考委員:芦辺拓・北村薫・辻真先)
市川哲也 名探偵の証明
第17回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:あさのあつこ・笠井潔・今野敏・藤田宜永)
嶋中潤 代理処罰
島田荘司選 第5回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2012年)
高林さわ バイリンガル
第11回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2012年)
安生正 生存者ゼロ(「下弦の刻印」を改題)
第10回ミステリーズ!新人賞(選考委員:新保博久・法月綸太郎・米澤穂信)
櫻田智也 サーチライトと誘蛾灯
第4回山田風太郎賞(選考委員:赤川次郎・奥泉光・京極夏彦・筒井康隆・林真理子)
伊東潤 巨鯨の海
2014年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.さよなら神様 麻耶雄嵩 | このミステリーがすごい! 1.満願 米澤穂信 | 週刊文春 1.満願 米澤穂信 | 早川 1.満願 米澤穂信 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
山本弘 僕の光輝く世界
イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり 賢治の推理手帳I 鏑木蓮
フラッシュモブ 警察庁情報分析支援第二室<裏店> 遠藤武文
闇に香る嘘 下村敦史
異次元の館の殺人 芦辺拓
都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ 天祢涼
大癋見警部の事件簿 深水黎一郎
純喫茶「一服堂」の四季 東川篤哉
フライプレイ! 監棺館殺人事件 霞流一
密室の神話 柄刀一
第15回本格ミステリ大賞(2015年)
麻耶雄嵩 さよなら神様
評論・研究部門:霜月蒼 アガサ・クリスティー完全攻略
第68回日本推理作家協会賞(2015年)(選考委員:大沢在昌・北方謙三・真保裕一・田中芳樹・道尾秀介)
月村了衛 土漠の花
早見和真 イノセント・デイズ
評論その他(選考委員:井上夢人・香納諒一・貴志祐介・貫井徳郎・山前譲)
喜国雅彦 本棚探偵最後の挨拶
霜月蒼 アガサ・クリスティー完全攻略
第60回江戸川乱歩賞(選考委員:有栖川有栖・石田衣良・京極夏彦・桐野夏生・今野敏)
下村敦史 闇に香る嘘(「無縁の常闇に嘘は香る」を改題)
第34回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:有栖川有栖・恩田陸・黒川博行・道尾秀介)
藤崎翔 神様のもう一つの顔
第24回鮎川哲也賞(選考委員:北村薫・近藤史恵・辻真先)
内山純 Bハナブサへようこそ
第18回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:あさのあつこ・笠井潔・今野敏・藤田宜永)
直原冬明 一二月八日の奇術師
島田荘司選 第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2013年)
植田文博 経眼窩式
第12回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2013年)
梶永正史 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官
八木圭一 一千兆円の身代金
第11回ミステリーズ!新人賞(選考委員:新保博久・法月綸太郎・米澤穂信)
浅ノ宮遼 消えた脳病変
第5回山田風太郎賞(選考委員:赤川次郎・奥泉光・京極夏彦・筒井康隆・林真理子)
荻原浩 二千七百の夏と冬
第21回日本ホラー小説大賞(選考委員:綾辻行人・貴志祐介・宮部みゆき)
雪富千晶紀 死呪の島
2015年 |
本格ミステリ・ベスト10 1.ミステリー・アリーナ 深水黎一郎 | このミステリーがすごい! 1.王とサーカス 米澤穂信 | 週刊文春 1.王とサーカス 米澤穂信 | 早川 1.王とサーカス 米澤穂信 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
オルゴーリェンヌ 北山猛邦
ジグソー失踪パズル 掘燐太郎
死と砂時計 鳥飼否宇
ミステリー・アリーナ 深水黎一郎
その可能性はすでに考えた 井上真偽
赤い博物館 大山誠一郎
片桐大三郎とXYZの悲劇 倉知淳
新しい十五匹のネズミのフライ 島田荘司
可視える 吉田恭教
第16回本格ミステリ大賞(2016年)
鳥飼否宇 死と砂時計
評論・研究部門:浅木原忍 ミステリ読者のための連城三紀彦全作品ガイド増補改訂版
第69回日本推理作家協会賞(2016年)(選考委員:あさのあつこ・逢坂剛・大沢在昌・黒川博行・道尾秀介)
柚月裕子 孤狼の血
短編(選考委員:井上夢人・北方謙三・真保裕一・田中芳樹・山前譲)
大石直紀 おばあちゃんといっしょ
永嶋恵美 ババ抜き
第61回江戸川乱歩賞(選考委員:有栖川有栖・池井戸潤・石田衣良・今野敏・辻村深月)
呉勝浩 道徳の時間
第35回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:有栖川有栖・恩田陸・黒川博行・道尾秀介) 受賞作なし
第25回鮎川哲也賞(選考委員:北村薫・近藤史恵・辻真先) 受賞者なし
第19回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:あさのあつこ・綾辻行人・笠井潔・朱川湊人)
嶺里俊介 星宿る虫
島田荘司選 第7回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2014年)
神谷一心 たとえ、世界に背いても
第13回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2014年)
降田天 女王はかえらない
第12回ミステリーズ!新人賞(選考委員:新保博久・法月綸太郎・米澤穂信)
伊吹亜門 監獄舎の殺人
第6回山田風太郎賞(選考委員:奥泉光・京極夏彦・筒井康隆・林真理子・夢枕獏)
佐藤正午 鳩の撃退法
第22回日本ホラー小説大賞(選考委員:綾辻行人・貴志祐介・宮部みゆき)
澤村伊智 ぼぎわんが、来る
(優秀賞:名梁和泉 二階の王/読者賞:織守きょうや 記憶屋)
2016年 |
本格ミステリ・ベスト10 1. | このミステリーがすごい! 1. | 週刊文春 1.罪の声 塩田武士 | 早川 1.真実の10メートル手前 米澤穂信 |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
第17回本格ミステリ大賞(2017年)
第70回日本推理作家協会賞(2017年)(選考委員:)
第62回江戸川乱歩賞(選考委員:有栖川有栖・池井戸潤・今野敏・辻村深月・湊かなえ)
佐藤究 QJKJQ
第36回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:有栖川有栖・恩田陸・黒川博行・道尾秀介)
木逸裕 虹になるのを待て
第26回鮎川哲也賞(選考委員:北村薫・近藤史恵・辻真先)
市川憂人 ジェリーフィッシュは凍らない
第20回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:あさのあつこ・綾辻行人・笠井潔・朱川湊人)
戸南浩平 白骨の首
島田荘司選 第8回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2015年)
原進一 アムステルダムの詭計
第14回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2015年)(最終選考委員:大森望・香山二三郎・茶木則雄・吉野仁)
一色さゆり 神の値段
城山真一 ザ・ブラック・ヴィーナス
第13回ミステリーズ!新人賞(選考委員:新保博久・法月綸太郎・米澤穂信) 受賞作なし
第7回山田風太郎賞(選考委員:奥泉光・京極夏彦・筒井康隆・林真理子・夢枕獏)
塩田武士 罪の声
第23回日本ホラー小説大賞(選考委員:綾辻行人・貴志祐介・宮部みゆき) 受賞作なし
2017年 |
本格ミステリ・ベスト10 1. | このミステリーがすごい! 1. | 週刊文春 1. | 早川 1. |
本格ミステリー・ワールド(刊行順)
第18回本格ミステリ大賞(2018年)
第71回日本推理作家協会賞(2018年)(選考委員:)
第63回江戸川乱歩賞(選考委員:有栖川有栖・池井戸潤・今野敏・辻村深月・湊かなえ)
第37回横溝正史ミステリ大賞(選考委員:有栖川有栖・恩田陸・黒川博行・道尾秀介)
第27回鮎川哲也賞(選考委員:)
第21回日本ミステリー文学大賞新人賞(選考委員:綾辻行人・篠田節子・朱川湊人・若竹七海)
島田荘司選 第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(発表は2016年)
須田狗一 殺人者は手に弓を持っている
第15回『このミステリーがすごい!』大賞(発表は2016年)(最終選考委員:大森望・香山二三郎・茶木則雄・吉野仁)
救済のネオプラズム 岩木一麻
第14回ミステリーズ!新人賞(選考委員:大崎梢・新保博久・米澤穂信)
第8回山田風太郎賞(選考委員:)
註:綾辻行人の「辻」のしんにょうは、点がふたつ。
各ランキングについて |
本格ミステリ・ベスト10(原書房のHPはこちら)
1996年にスタート(この年は「創元推理16」に掲載)。1999年までは東京創元社から、2000年からは版元を移して原書房から刊行。製作は探偵小説研究会。
対象は、前年11月から刊行年の10月(奥付)までに発行された本格ミステリ小説の新刊作品。「本格」の範疇は回答者に一任し、アンケートの1位~5位(10点~6点)に基づいてランキングを決定(回答が順不同の場合は一律8点を計上)。
私個人は「このミス」よりこちらのランキングの方が好み。ネット読者投票のコーナーもあるが、年々参加者が減っていて存続が危ぶまれる? ミステリそのものはまだまだ人気があると思う(大学のミス研も、それなりに人数集まってるみたいだし)のだが、果てさて。
(本の題名と刊行年には、ずれがある。例えば、2000年のベスト10なら刊行は2000年12月、題名は「2001 本格ミステリ・ベスト10」)
このミステリーがすごい!(HPはこちら、今は「このミス大賞」という小説公募のお知らせばかりでつまらない)
「このミス」の略称でお馴染み。1988年にスタート、版元は宝島社。
奥付表記で前年11月から該当年10月に発行された新作ミステリー(広義のミステリー)を対象とし(文庫化は除く)、アンケートの1位~6位を、10点から5点として集計(2001年までは、1位~6位を、6点から1点として集計)。回答者は編集部が独断で選んだミステリー通。公平を期すため、宝島社の作品は対象外としている。
本の売り文句(例えば”『模倣犯』 「このミステリーがすごい!」2002年版国内編第1位!”)として使われるほど、すっかり定着した感のある「このミス」だが、その順位に首をかしげる本格ファンも多いと見た。ただ近年は、このミス、本ミス同作品が一位のことも多く、それはそれで疑問を挟む余地ありかも。
(本の題名と刊行年には、ずれがある。例えば、2000年のベスト10なら刊行は2000年12月、題名は「このミステリーがすごい!2001年版」)
週刊文春 ミステリーベスト10(HPはこちら)
1977年にスタート。対象は前年11/01から刊行年10/31までの奥付作品。日本推理作家協会会員、文芸評論家、ミステリー作家、書店員、各大学ミス研などへのアンケート(このミス!より回答者数は多し)をもとにしており、順位をつけて推挙された5作品を、1位5点~5位1点として集計し、総合順位を決定。
2001年には、過去24年間の集大成『傑作ミステリーベスト10』(文春文庫PLUS)が刊行された。
ミステリが読みたい!(早川書房)
2012年発売の「ミステリが読みたい!2013年版」は、雑誌「ミステリマガジン」の1コーナーになった。“ミステリのプロフェッショナルたちが格付けする、ベスト・ミステリ・ガイド”。対象は、前年10月から刊行年9月までの奥付作品。海外篇・国内篇それぞれ10作品にランク付けし、1位:20点、2位:19点~10位:11点として集計。まずは海外篇、次に国内篇というのがハヤカワらしいな。
(ムック本の頃の内容はこちら→)2007年にスタート。2009年から投票方法を大きく改め、他のランキング本との差別化を図‥ったのかな? 対象は、前年10月から刊行年9月までの奥付作品。投票者は作家、書評家を中心としたミステリ読みのプロ。ストーリー(物語の面白さ)、サプライズ(トリックも含む)、キャラクター(登場人物の魅力)、ナラティヴ(文体、語り口)4つの基準を5点満点でひとりあたり10作を評価格付け。他のランキング本より刊行時期が早いため、対象となる作品も若干ずれている。「早」川書房からひと足「早」く出るので、「早ミス」(?)。
(2007、2008年→)対象は前年10月から刊行年9月までの奥付作品。作家、評論家、書店員など識者へのアンケートと、読者投票(このミス!より回答者数多し)をもとにしており、順位なしで推挙された三作品を各3点として集計し、順位を決定。え、文庫化・復刊も含むの? 本の題名と刊行年には、ずれがある。例えば、2010年のベスト10なら刊行は2010年11月、題名は「ミステリが読みたい!2011年版」。
各賞について |
本格ミステリ大賞(刊行の翌年発表)
本格ミステリ作家クラブ(2000年に発足、綾辻さんも発起人の一人)が選出した、その年の本格ミステリのベスト1。数人の選考委員の合議によってではなく、候補作すべてを読んだクラブ会員の投票によって大賞作品を決めるのが特徴。
会員の選評はすべて季刊誌「GIALLO」(光文社)に掲載される。
日本推理作家協会賞(刊行の翌年発表)
1948年に「探偵作家クラブ賞」としてスタート(第1回の長編賞は、横溝正史さんの『本陣殺人事件』)。第9回からは「日本探偵作家クラブ賞」、第16回からは「日本推理作家協会賞」という名称に改まって、現在に至る。
綾辻さんは1992年の第45回、『時計館の殺人』で受賞(当時最年少受賞者だった。その後、加納朋子さんの受賞で記録は破られたが)。同時受賞の宮部みゆきさんとは同年同月日生まれで話題になった。
江戸川乱歩賞(新人賞)
1954年、江戸川乱歩が探偵作家クラブに100万円を寄付、これを基金として探偵小説奨励の賞を制定したのが始まり。1957年の第3回以降、長編を公募して優秀作を選ぶという現在のスタイルに定まった(この時の受賞作は仁木悦子さんの『猫は知っていた』)。
最も歴史のある新人推理作家の登竜門。受賞作は講談社より刊行される。
横溝正史ミステリ大賞(新人賞)
1971年に「横溝正史賞」としてスタート(綾辻さんも第17回から選考委員を務めている)。2001年から「横溝正史ミステリ大賞」と名が改まり、現在に至る。
江戸川乱歩賞同様、新人の登竜門であるが、乱歩賞はエンターテイメント性の強いもの、横溝賞は本格度の強いものが選ばれる傾向があるようだ。該当者なしという回が多いのも特徴。
受賞作は角川書店より刊行される。
鮎川哲也賞(新人賞)
1989年、『鮎川哲也と十三の謎』の十三番目の椅子を公募したのが始まり(この時の受賞作は今邑彩の『卍の殺人』)。翌年から「鮎川哲也賞」としてスタート、現在に至る。
受賞作は東京創元社より刊行される。
ホラーサスペンス大賞(新人賞)
新潮社の「日本推理サスペンス大賞」(高村薫・宮部みゆきらを輩出、1988~1994年)、「新潮ミステリー倶楽部賞」(永井するみ、伊坂幸太郎らを輩出、1996~2000年)の後継とも云える賞で、2000年にスタート。新潮社と幻冬舎二つの出版社が共同で主催、メイン主催は毎年入れ替わり、従って大賞受賞作の出版社も交互に入れ替わる(特別賞受賞作はメインでない出版社から刊行)。2005年の第6回をもって終了。
日本ミステリー文学大賞新人賞(新人賞)
光文文化財団が主催する公募新人文学賞で、1998年にスタート。日本ミステリー文学大賞(日本推理小説界における功労賞的な役割を持つ)と同時期に発表になる。
『このミステリーがすごい!』大賞
エンターテイメントを第一義の目的とした広義のミステリーを対象とした公募新人賞。一次選考に残れば、書評家の推薦コメントとともに作品の冒頭部分がネット上にアップされ、プロの意見を知ることができる。賞金が高額なことでも話題に。大賞受賞作は翌年1月に刊行。
島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞
長編ミステリー作品を大賞とした公募新人賞。島田荘司がひとりで選考を行う。優れた一編の新作発見のみならず、受賞後も書き続けてくれる才能の発掘をこそ目的としている。主催は福山市。
山田風太郎賞
山田風太郎の独創的な作品群と作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するため、2010年創設。
日本ホラー小説大賞
同時代を生きるすべての読者のために、そして恐怖を通して、人間の光と闇を描こうとしている才能あふれる書き手のために、1994年創設。広義のミステリーに含まれる作品もあり。
このページの製作にあたって、小林文庫のデータを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
home map series writer