予備校に通わず自力で勉強する。この方式はネット社会となった現代でもまだ少数派のようだ。受験生全体を見てもまだまだ予備校への依存度が高い。東大・国公立大医学部を目指す地方の受験生は、今でもわざわざ地元を離れ東京の予備校に入学する人が多い。

僕は高校時代から学校や予備校が使えないことは理解していた。当時はネットはおろか携帯すら普及していなかったにも拘らず、だ。

予備校が使えない最大の理由は、自分のスタートレベルに合わせた指導をしてくれない点だ。

当たり前だが自分のスタートレベルに合った勉強をしなければ永久に学力はつかない。

センター試験で6割しか取れない実力で東大コースの授業にしがみついたところで、わからない解けないのオンパレードだ。

幼稚園児が中学の数学の授業を受けるようなものだから当たり前。

逆転合格するためには、予備校に通わず自力で勉強するしかない。

つまり、デキない人ほど予備校に通ってはいけないのだ。

これは受験常識からすればムチャクチャに思われるかもしれないが、よく考えれば当たり前のことだ。