チョコレートには数え切れない程種類があるように思われていますが、
これまで作られてきている数々の製品のベースとなるチョコレートは、
基本的に、ダーク、ミルク、そしてホワイトの3種類しか存在していませんでした。
最後に開発されたホワイトチョコレートから約80年の時を経て、
この世にまた、全く新しいチョコレートが誕生しました。
それが、着色料や果汁パウダーなどを一切使わない、カカオ由来の鮮やかなピンク色と、
ベリーのようなフルーティーな酸味が特徴の「ルビーチョコレート」です。
ルビーチョコレートは、南米などで栽培されているカカオのうち、「ルビーカカオ」と呼ばれる、厳選されたカカオ豆を原料として作られています。
スイスにあるチョコレート会社バリーカレボー(Barry Callebaut)が約10年にわたる研究開発を経て、ルビーカカオの持つ綺麗な発色を最大限に引き出す特殊製法を開発し、
この新しいチョコレートが生まれました。
2017年9月にバリーカレボー社によりルビーチョコレートの完成発表がされるとすぐに、世界中のチョコレートファンが注目し、SNSでも話題となり、商品化を待ち望む声で溢れました。
この希少で特別な「ルビーチョコレート」を使った商品は、世界中のどこにも存在していませんでしたが、2018年1月18日に世界で初めて、「キットカット ショコラトリー サブリム ルビー」として、そのベールを脱ぎました。