その8:ヒガチモ女子高生ウォッチング

というわけで、今回の東ティモール旅行の最大の目的の1つだった、女子高生ウォッチングです。
なにしろ「東ティモールの女子高生はどんな制服を着ているのか」という課題を現地調査するために、わざわざ香港から飛行機4回+バス1日半を乗り継いで来たんですから、もう張り切ってます!

ついに発見、女子高生だ~!あっ、でも私が苦手なガンクロ系…。ま、チモール人なんだから当然か(苦笑)。でも、質素な制服や、いかにもという感じの白いソックスがカワイイですね。

  

 ディリの街を闊歩する女子高生は「平和の象徴」です。なにイカレタこと書いているんだと言われそうですが、そう感じたのだから仕方がない。そういや私はかつて「香港の魔窟」と呼ばれた九龍城砦へ探検に出かけたところ、昼なお暗い内部の通路を女子高生がキャーキャー言いながら歩いている姿を見て、「なんだ、けっこう安全じゃん」と妙に思い込み、そのまま住んでしまったこともありました。

一生懸命勉強してエラい人になろうという、インドネシア語の看板です。そういえば、ディリには大学があり、独立運動の拠点となっていたのですが、街中で女子大生に手を振られたりしました。カメラを持って歩いていたのでジャーナリストだと思われ、東ティモールの現状を世界に伝えてほしいと期待してくれたのでしょう。う~ん、こうやってHPでヒガチモの現状を伝えているのには間違いないのですが…(苦笑)。

  

白と青の制服もありました。それにしても、チモール人の女子高生はいかつい顔をした子が多いですね。街を歩いていて「あっ、美少女」と思ったのは、たいがい華人(中国系)の少女でした。う~ん、中国系なんて、香港人はみなそうじゃないか…。

おそらく中国系と思われる女性兵士。なんか人民解放軍(というより、台湾の国軍)みたいですが、う~ん、白い肌がまぶしい…。
 

ちなみに他の課題の調査結果は、以下の通りでした。

「ヒガチモにも天ぷらはあるか?」

 マカオと違って東ティモールにポルトガル料理屋なんて、なかったですね。街中の食堂はナシ・ゴレン(焼き飯)だのミー・ゴレン(焼きそば)だのという、インドネシア料理や中華系インドネシア料理の店しかなかったし。ディリ1番の高級ホテルのレストランで「ポルトガル風ステーキ」というのを見つけたので注文したら、単にビフテキの上に目玉焼きが乗ってただけでした(笑)。
 そもそも日本では「天ぷらはポルトガルから伝わった」と信じられていますが、それ自体が怪しいですね。ちなみに香港やマカオでは、街角で天ぷらとちょっと似た揚げ物の屋台がたくさんあります。しかしマカオのポルトガル料理屋には天ぷらはありません。となると、天ぷらはもともと中国南部の揚げ物がルーツで、それをマカオで食べたポルトガル人が、日本に伝えただけというのが真相じゃないかと思います。

「ヒガチモでもタバコを『タバコ』と呼んでいるか」

とりあえず、「タバコ」と言ったら通じました。

「ヒガチモでは石けんを『シャボン』と呼んでいるか」

調べるのを忘れました。

「ヒガチモに日本人キリシタンの血を引く者は存在するか」

調べるのを忘れました。

あとがき

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