Welcome to Abuja Night.


 このホームページの内容は基本的にノンフィクションですが、現地事情は常に移り変わっており、この情報を鵜呑みにしたことによる損害等については落花生。は何ら責任は取りません。なお、有名ガイドブック「地球の歩き方」については、落花生。は15年近くに渡る愛用者ではありますが、本HPと同ガイドブックとは何ら関係がないことはあらためて言うまでもありません。
このページの中身は・・・、
落花生。のアブジャ日記。

ラゴスってこんなところ
アブジャってこんなところ↓

アブジャ・シティ・ゲート。
クリントン米大統領訪"ナ"に併せ星条旗がはためく。
ドライブに行こう/あちこち出かけよう
ナイジェリアでドライブしよう

 1.駅を見に行こう 
 :ナイジャー州ミンナ市(00/08/26)
 2.ナイジャー川を見に行こう 
 :ナサラワ州及びコギ州(00/09/02)
 3.あなどれないアブジャ
 :FCT(連邦首都領域)クジェ郡(00/09/10)
 4.初めてのおつかい 
 :ナサラワ州アウェ町・ケアナ町(00/09/11)
 5.ナイジャーとベヌエが出会う街
 :コギ州ロコジャ市(00/09/17)
 6.ワイキキ温泉
 :バウチ州ヤンカリ国立公園(01/06/03)
 7.滝を見に行こう 
 :ナイジャー州グララ・フォール(01/09/02)

石油を堀りに行こう

さあ、落花生。に会いにナイジェリアに行こう


ナイジェリアで飛行機に乗ろう  
<墜落事故情報あり>
ナイジェリアでインターネットしよう

ナイジェリアでケータイ電話しよう

ナイジェリアの小噺 

ナイジェリア関連リンク

ナイジェリアの地図

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地球公務員 落花生。は、何の因果か2000年8月から2003年1月までの2年半の間、 この国、ナイジェリア連邦共和国の首都アブジャで暮らしました。
 最初ナイジェリア行きの内示を貰った時、正直余り気乗りがしなかったのは事実。 アフリカで最も治安が悪い国といわれ、日々武装強盗や国際詐欺組織のニュースが 紙面を賑わせ、政府財政は石油収入で潤っているのかと思いきや、そのお金はどこに消 えるのか重債務国になってしまいました。70年代に石油景気に沸いたあの頃はどこへ やら、一度あぶく銭を手にしてしまった人達は農業を始め地道に仕事そして小銭をため、 次第に発展していくというアジアがかつてたどった道を歩むことを放棄し、しかもプラ イドは高い上に、システムが機能していないものだから、外国からの投資も進まず、に っちもさっちも行かなくなってるように見受けられる。

 生活は・・・比較的きちんとしている筈の首都の、(「超」のつかないくらいの) 高級住宅地に住んでいる落花生。達の住んでいる家でも停電・断水は日常茶飯。水はそのままでは 飲まないから、浄水機を通した水を沸かして飲む。停電するとエアコンは動かないし、 冷凍庫の食材は溶け出すから大金だして自家発電機を設置しなければならない。この メンテナンスもバカにならないし、電圧が不安定だから電化製品や電球がすぐにダメに なっちゃう。

 アブジャはそんなに湿気が高いところではないのでマラリアを始めとする伝染性疾患 の発生はそれほど多くなく、落花生。もマラリア予防薬を飲んだりはしていなかったけど、それ でも衛生状態は劣悪な部類に入るだろう。(日本人にとって)まともな病院もロクに ないし、輸血なんか絶対にできないと大使館の医務官の方も言っていたし。

 娯楽もない。買い物するようなところないし、欲しくなるようなものも売ってない。 勿論外国人の多い首都アブジャや、1千万都市ラゴスでは、生活に必要な最低限度の ものは手に入る。食べ物も、和食は問題外にしても(アブジャで時々キッコーマンの醤油 を売ってるのが奇跡的なくらい)欧州よりの輸入品は結構ある。肉も野菜もある程度 はある(新鮮な魚はまず無理だけど)。外食できるレストランはアブジャ市内に7、8件。 ラゴスには中華やタイ料理、イタ飯にフレンチなど結構あるらしい。娯楽は・・・衛星放送 は映るけど、公共交通機関がなってないのと情報不足、治安問題からして個人で国内を うろつくのは、まあ無理か。バックパッカーの人が極稀にやってきたりするけど、週末 ちょっと旅行に、というのはなかなか難しいみたいだ。ドライブしようにも、時折街から ガソリンが消えたりする(産油国のクセに)から、1タンクで行って帰ってこられるところが 限度。

 それはそうと、昔外務省の医務官をしていて辞職後に「大使館なんかいらない」なんて本を書いていた久家さんというお医者さんの新しい本「呆然!ニッポン大使館」というのを読んでいたら、こんな下りがありました。
 「医務官制度が発足したのは1964年、あるワガママな大使がナイジェリアに赴任するとき、専属の医者を派遣しなければ行かないとゴネたのがはじまり」「冬は凍死しそうになる厳しい任地だから、次はいい国へいけると思っていた。・・・イタリアかな?と期待した彼に提示されたのは、ナイジェリアだった。彼はさっさと辞表を書いて外務省を去った」・・・・・
 そのナイジェリアにいる私達。こういうのを読むと、思いっきりブルーになります。きっと作者は、まさかこの地の果てでそんな事を考えてる人がいるなんて、考えもせずに書いたんだろうなぁ、と思いますが。でも、立場は違えど、そんな国でも頑張ってる人に水をさすようなことは書かないで欲しいなあ。

 それでも2年半の任期をようやく全うし、ナイジェリアの生活も今はもう楽しい思い出になりつつある。やってみれば何とか生きていけるもんだ。
 地球の裏のこの国で、何が起き、落花生。がどんな暮らしをしていたのか、気が向いたら足を止めてやって下さい。

Sorry! This page is Japanese only.

アブジャのシンボル、巨岩アソ・ロックを背にする国会議事堂。


ナイジェリアの基礎情報

面積:923,769平方km(日本の約2.5倍)

地勢:国土西北よりのナイジャー川が、カメルーンよりのベヌエ川と国土中央で 合流し、下流でマングローブ林と熱帯雨林で覆われた広大なデルタ地帯を形成し ている。中部のプラトー平原(最高海抜約2,000m)とカメルーン国境のアダマワ山 岳地帯を除き概ね平地で、北部は半乾燥地帯となりサハラ砂漠へと続く。

気候:全土熱帯性だが、北部サバンナと南部海岸との年間降雨量には差があり、 平均年間降雨量は、南西部1,770mm、南東部4,310mm、中央部1,270mm、最北部570mm である。季節は雨期(4~10月)と乾季(11月~3月)に大別される。年平均気温は、 南部30~22度、北部35~19度。湿度は海岸部では年中95~100%と高いが、北部で は季節により差がある。12~2月にはサハラ砂漠から砂嵐(ハマターン)が吹く。

人口・民族:人口約1億2000万人。
 言語、宗教、風習を異にする約250の民族が存在するが、北部ハウサ/フラニ人、 南西部ヨルバ人、南東部イボ人の3大民族が全人口の約2/3を占める。

国旗:白(平和と統一を象徴)を緑(農業を象徴)で挟む縦縞。

通貨 ナイラ 及び補助通貨コボ。
 2001年5月現在、市内両替商等におけるドル→ナイラ換金レートは$1=N130~135。
 すなわち、N1=¥1 に近い。





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