准看護師殺害「別人格の犯行」認めず...オーイシ被告に無期懲役判決
幼なじみの准看護師を殺害し、金品を奪った罪などに問われた女の裁判員裁判で、大阪地裁は、無期懲役の判決を言い渡した。
オーイシ・ケティ・ユリ被告(34)は、5年前、大阪市西成区の准看護師で、幼なじみの岡田里香さん(当時29)をナイフで何度も刺して殺害し、金品を奪った罪などに問われている。
オーイシ被告は事件後、岡田さんになりすまして、中国に逃亡していた。
オーイシ被告は、裁判で「わたしがやったことではない」などと主張し、弁護側は「解離性同一性障害があり、事件当時は、冷酷な別人格に支配されていた」として、刑を軽くするよう求めていた。
判決で、大阪地裁は「善悪を判断する能力も、行動を制御する能力もあった。岡田さんになりすましてパスポートを作るという身勝手な理由で犯行に及んだ」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。
(関西テレビ)