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【グラニュース】

長谷川、新境地ゴール 大分に快勝

2019年3月14日 紙面から

名古屋-大分 前半、チーム2点目のゴールを決め喜ぶ名古屋・長谷川(左)=パロマ瑞穂スタジアムで(榎戸直紀撮影)

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 C組の名古屋グランパスは、FWで起用された長谷川アーリアジャスール(30)のゴールなどで大分を2-1で下し、勝ち点4で首位に立った。神戸-C大阪は引き分け。B組は仙台がFC東京に競り勝ち2連勝。鳥栖は柏を退け、初勝利を挙げた。A組の湘南は横浜Mに2-0で快勝して初白星。札幌は長崎と引き分けた。D組はG大阪が松本、清水が磐田にそれぞれ勝ち、4チームが勝ち点3で並んだ。

 チーム絶好調の波はベテランも巻き込む。FW出場のMF長谷川が前半41分、金井のクロスをゴール中央から流し込んだ。チーム2点目は長谷川にとってグランパス加入2季目での初ゴールだった。

 素直に喜べるほど若くない。得点は湘南に所属した2016年以来だし、FW転身は11年の横浜M以来8年ぶり。30歳は「カップ戦ですから。いつも自信を持ってやってきました。練習が形となるのはうれしいですが、次が大切。次の試合です」。久しぶりの得点をねぎらうチームメートには、多少の物足りなさを感じさせるほどのリアクションで返した。

 新境地のゴールだった。FW転身は開幕前の沖縄キャンプ中。シミッチ獲得でボランチから弾き出された。「自分がうまくなるチャンス」と前向きに振る舞うのは長谷川流。その言葉には理由がある。

 悲観と楽観の比重を安定させるのに一役買ったのは読書だった。愛読書のひとつはIT企業家・前田裕二の著書「メモの魔力」。自宅では就寝前に自室でひとりの時間をつくる。ペンをとり、何を成し遂げるために、何が足りないのか、何をすべきか書き留める。いつしか、好結果へ導く日課となっていた。

 

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