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【プロ野球】

巨人のドラ1・高橋「緊張」の初先発 3失点も開幕ローテ争い残った

2019年3月14日 紙面から

ソフトバンク-巨人 先発し、4イニング4安打3失点の巨人・高橋=ヤフオクドームで

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◇オープン戦 ソフトバンク3-2巨人

 ソフトバンクは武田が3イニング無失点、7奪三振で先発枠入りに向け復調気配。故障明けのサファテは2安打を許したが、9回を無失点で締めた。巨人は高橋がオープン戦初登板で4イニング3失点。正捕手を争う炭谷は2安打でアピールした。

     ◇

 開幕ローテーション入りへ、首の皮一枚つながった。巨人のドラフト1位左腕、高橋(八戸学院大)がオープン戦初先発で4イニングを4安打3失点(自責1)。「すごく緊張して、自分をコントロールできないまま初回は終わってしまった」と立ち上がりの乱調を悔やんだが、可能性を残したまま21日のオープン戦・西武戦(メットライフドーム)で最終テストに挑む。

 4万人近い観衆が見守った昨季日本一球団の本拠地で、雰囲気にのまれた。いきなり四球を与えた先頭の川島をはじめ、初回は3者連続で2ボールスタート。2死一、二塁からグラシアル、内川に連続適時打を許した。ともに3ボール1ストライクとカウントを悪くし、甘い直球を仕留められた。

 それでも、ベンチで先輩や首脳陣に声をかけられ「全力でいくしかない。切り替えようとした」と2、4回は三者凡退。3回の失点も四球が絡んだが、原監督は立ち上がりの課題を指摘しつつ「印象としてはそんなに悪くないですよ。相手バッターは打ちづらそうにしているし」と評価を下げなかった。

 高橋にとってプロの世界はすべてが初体験。「もっともっと日々勉強して成長していけたら」。味わった苦さを糧にして前に進む。 (小林孝一郎)

 

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