パタリロ!:映画版6月公開 主演は舞台版と同じ加藤諒「他の人に演じてほしくない」

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「劇場版パタリロ!」のワンシーン(C)魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会 2019

 俳優の加藤諒さん主演で、魔夜峰央(まや・みねお)さんの人気ギャグマンガの映画化「パタリロ!」が公開されることが12日、明らかになった。2016年12月に、同じ原作の舞台が加藤さん主演で上演されたが、同じ舞台版に出演した青木玄徳さん、佐奈宏紀さん、三津谷亮さんらも映画版にも出演。舞台版を演出した小林顕作さんが監督を務める。「劇場版パタリロ!」は6月28日公開。

 映画には、須賀健太さん、哀川翔さん、西岡徳馬さん、鈴木砂羽さん、松村雄基さん、近江谷太朗さん、木下ほうかさんも出演する。

 「パタリロ!」は、1978年にマンガ誌「花とゆめ」(白泉社)で連載をスタートし、その後、「別冊花とゆめ」「MELODY(メロディ)」(共に同社)へと“移籍”。現在は同社のウェブマンガサイト「花LaLa online」で連載中。南海に浮かぶ美しい小国マリネラを舞台に、天才的頭脳の持ち主でありながらトラブルメーカーの若き国王「パタリロ・ド・マリネール8世」(通称・パタリロ)が巻き起こす騒動を描いている。テレビアニメ化もされた。

  ◇加藤諒さんのコメント

 こんなに作品に愛を注いだことは初めてなので、パタリロ役は他の人に演じてほしくないんです。舞台版がすごく楽しかったので、それを同じスタッフ、キャストで映画にすることができて、さらに楽しかったです。コミックのファンの方も舞台のファンの方も、「パタリロ!」を見るのが初めての人も、誰にでも喜んでもらえるすてきな作品になっています。今回の映画では、舞台版にはなかったソロの挿入歌を初めて歌いますのでお楽しみに!!

 ◇魔夜峰央さんのコメント

 「パタリロ!」が映画化なんて感無量! 舞台版の時から実写は不可能だと思っていたので、どうやって作るのか見当もつかなかった。一言で言うと、とにかく“全編ミスマッチ”。舞台をご覧になった方もご覧になっていない方も、何も考えずに見ていただきたい。頭を使わなくても、放っといても勝手に笑わせてくれますから。決して3人では見ないでください。その理由は……座席のことはよく分からないけど、4人以上で見たほうが楽しめると思うな(笑い)。

 ◇小林顕作監督のコメント

 見たこともない感じの映画に……するつもりはなかったけれど、結果的に考えてもみなかった映画になりました。スタッフが感情移入してくれて、舞台の空気感をそのまま“少しだけ映画寄り”にしてみました。「パタリロ!」の楽しみ方はたくさんありますが、応援上映の進化型のように映画館を楽しい場所にしたいですね。できることは何でもやりたいので、「試食コーナー」を作って、僕が毎日、映画館の前でお客様をお待ちしています(笑い)。

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