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驚異の大物続々 ニジマス81センチ岐阜・高山市 釣具の千疋屋主催年間コンテスト
2019年03月13日

モンスターニジマス81センチ。体高はなんと30センチを超えた

 岐阜県高山市の「釣具の千疋屋」(後藤正平店長)が主催する「大物コンテスト」の受賞者が決まった。モンスターニジマスやメーター級のスズキなど大物が出た。

 コンテストは、「後世に残そう、大自然と大物記録」をテーマに、毎年3月〜翌年2月に川や海で釣った11魚種(9部門)を対象に大きさを計測し、それぞれ上位5人を表彰している。
 今回圧巻だったのは昨年3月14日、高山市国府町の宮川で掛かった歴代1位の81センチ、7・5キロで体高がなんと30センチを超すモンスター級のニジマスだ。釣り人は高山市の宮前大介さん(39)。ミノーで幅広くレンジを探っていたところ突然水面を割って巨体が姿を現し、水温が低いにもかかわらず元気が良く10分も格闘して仕留めた。
 このほか次の皆さんが1位を獲得した。
 <サクラマス>高山市の山下栄治さん(55)が昨年5月2日、富山県の庄川河口で69センチ。青物やサケなど大物を狙う山下さんは今回、九頭竜川など人気河川の抽選に外れたため、誰でも竿を出すことができる庄川に出掛け、幸運の女神が舞い降りた。ルアーはレンジバイブのチャート系色。
 <アマゴ・ヤマメ>岐阜県川辺町の高木忍さん(45)は昨年6月2日、高山市の朝日ダムで45センチのアマゴ。10年以上ダムに通う高木さんは、毎年水温が上昇して魚が川にそ上するまでの間、県内のダムでルアー釣りを楽しんでいる。この日は朝から回遊しているアマゴを待ってキャストを繰り返していたところ、体高のあるギンケアマゴをゲットした。
 <イワナ>高山市の脇渕淳さん(55)は昨年3月4日、国府町三川の宮川で54・5センチ。ヒットルアーはシンキングミノー7センチヤマメカラー。スローリトリーブで低層を泳がせていたところヒット。体をくねらせ、ラインを体に巻き付けて抵抗したが無事手中に。これまでの記録51センチを塗り替えた。
 <スズキ>岐阜県下呂市小坂町の中川敬太さん(28)は昨年11月24日、富山市の神通川河口で97センチ。ここはウエーディングでスズキを狙うアングラーに人気のスポット。一昨年から通い続ける中川さんは前夜から竿を出し、仮眠を取った後、粘り強く釣り続けて午前8時にヒット。「ドン」という強いアタリと重量感を楽しみながら釣った会心の1匹だ。ラインPE1号、25ポンドリーダーに、ルアーは落ちアユの時期に合わせてアピール性の強いウォブリングロールのアユカラー11センチを使用。
 <クロダイ>高山市の山下淳一さん(47)は昨年5月18日、富山県高岡市の伏木港堤防で52センチ。雨の中、釣友の佐古貴士さんと竿を出していたところ、なんと佐古さんの竿にも同型。店に持ち込んだ順番で佐古さんは残念ながら2位となった。ウキふかせ。オキアミ餌。
 <キス>高山市の門谷康雄さん(52)が昨年7月14日、石川県輪島市鹿磯の海岸で27センチ。150メートルの遠投で良型を探し求める門谷さんはこの日午前4時半、竿を出した直後にゲット。釣果は8時までに30匹。餌はチロリとイシゴカイ。
 <カレイ>地元釣りファンに人気のブログ「のりくら釣り日記」を書いている高山市久々野町の長瀬洋一さん(65)が今年1月13日、富山県射水市の新湊西港で45センチイシガレイ。前日からクロダイを釣っていたところ、水面を漂う棒ウキが倒れたり立ったりと落ち着かない様子。竿を上げるとただならぬ重量感が手に伝わり、何とか取り込んだ。
 <メバル>昨年6月24日夜、高山市の川上幸男さん(45)が富山県魚津市・魚津港の消波ブロック周りで31・5センチ。イエロー系ソフトワームを使ったメバリング。持ち帰ったのは25センチ超の良型8匹。
 また、この大物コンテストで女性1位に輝いたのが31センチを釣った岐阜県飛騨市の永井千代美さん(50)。昨年3月4日夜、夫の茂樹さん(56)と入善町吉原へ。フロートリグを付けてブロック周りを探った。
 飛騨は渓流釣り王国と言われるが、富山湾へ海釣りに出掛ける人も多い。後藤店長は「昨年、スズキやサクラマスは庄川と神通川河口で大物がかなり釣れました。ホタルイカパターンでクロダイを狙うアングラーも増え、大物の持ち込みも多かった。また、飛騨地方は台風や大雨に見舞われて氾らんした川が多く、渓流釣りも後半は竿が出せる状況ではありませんでしたが、アユ解禁までに本流やダム湖で大物が続々と上がりました」と振り返った。
  (高山市・岡田直樹)