飛行機の中で配られた朝日新聞に対し、上念司氏がCAに「こんなの要らないと思うけどなんで配ってんの?」とクレームをつけたことが、波紋を読んでいる。
それを聞かされたCAさんは困惑していたとのことだが、至極当たり前な反応で、ネット民からは上念氏の行動にこそ疑問が持たれている。
これに対し、古谷経衡氏が痛烈な皮肉を送っていた。
もはやクレームを通り越して奇行である。
この発言に対し、ネットでは多くの賛同が寄せられている。
CAが困惑するのは当たり前
航空機の新聞配布も、CAがメディア選択をできるわけではないので、上念氏から「なんでこんなもの配ってるの?」と言われて困惑するのは当然だ。
それを言えばガストやジョナサンでは、朝一で行くと読売新聞が貰えるが、だからと言って「なんで読売新聞なんか置いてるの?」という事はない。
飲食店などではサービスの一環として、雑誌や新聞の配布を行っているケースもある。
こうした手法は戦前でも行われている事で、京都ではフランソア喫茶室が雑誌『土曜日』を持ち帰り自由にさせていた。
あくまで朝日新聞を持ち帰るか捨てるかは上念氏自身が決めれば良いことであり、何もクレームをつける必要はない。
一方、上念氏の行動とは対象に、赤旗であっても読むという自民党員もいる。
実際問題として、私が好きなメディアは東洋経済、ダイヤモンドだが、嫌いと言える読売新聞でも無料で配布されているなら読むときは読む。
産経であっても、時として反証ネタがあるものがあるので、やはり読む時は読む。最も、その産経新聞社は大赤字で事業が危ないが・・・。
ライバルがどんな論調をしているかを把握するのも、ジャーナリストやコメンテーターとしては必須なスキルな気がするのだが、果たしていかがだろうか。