外国紙幣丸めコカイン吸引か ピエール瀧容疑者
コカイン使用の疑いで12日夜に逮捕された、俳優でミュージシャンのピエール瀧こと、瀧正則容疑者(51)の自宅から、丸められた外国紙幣が押収されていたことがわかった。
コカインの吸引に使用したとみられる。
ピエール瀧こと、瀧正則容疑者は12日夜、コカインを使用した麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。
厚生労働省の麻薬取締部は、12日午後6時すぎ、瀧容疑者の自宅を家宅捜索していて、瀧容疑者の部屋から、コカインの吸引に使用したとみられる外国紙幣1枚を押収していたことが新たにわかった。
外国紙幣は丸められた状態で見つかり、ストロー状にしてコカインの粉末を鼻から吸っていたとみられる。
近所の人は、「(薬物を使用しているようには?)全然。(疲れたとかいう話は?)そういうのは全然。見た目でもわからないし、聞いたこともない」と話した。
瀧容疑者を知る人は、「人柄がいいからお仕事があるんだなと思っていたからショック」と話した。
瀧容疑者の自宅からコカインは見つかっていないという。
一方、厚労省麻薬取締部が、瀧容疑者について、2018年の秋ごろから自宅や関係先での内偵捜査を行っていたことが新たにわかった。
関係者によると、瀧容疑者はドイツなどヨーロッパで開かれるテクノミュージックのイベントなどに出演していて、麻薬取締部は動向を注視していたという。
コカインは使用後、体内に残る期間がほかの違法薬物に比べて短く、一般的には、数時間から1日程度とされている。
麻薬取締部が12日夜、家宅捜索に踏みきったのは、瀧容疑者がコカインを使用してからそれほど時間を経ていないタイミングだったとみられる。
麻薬取締部は今後、瀧容疑者がコカインをどこで入手したのかなどについて、捜査を進めることにしている。