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私が一昨年、転移疑いの影が映った時、
いよいよ転移かな、と、
(その2~1年前までの初期治療から、
肝臓一昨年の肋骨昨年の肺、と映った影の
経過観察をしてきた状況と気持ちは、
長くなったので 一番下に移しました、
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ポチっと押して下さった方、すみませんm(__)m
1年以上振りにブログ村側のメンテナンスをしたら
操作を誤ったらしく、記事が送信できていない
ようで、参照できなくなっているのかな?
ブログ村からの初期の頃からの読者様、
申し訳ありませんm(__)m トライ中です~)
転移後の治療をより具体的に考える必要が
生じ、ブログを始めて、
私が頭と心を整理したこと、
その際に行き着いた心境や、
私の求める『心ある』転移後治療が、
そのまま、
高野利実先生(虎の門病院・腫瘍内科医)の、
『がんとともに自分らしく生きる』
に書かれており、
当時、ご紹介記事を書きました。
その書籍(高野先生のセミナー)を、直近で、
広大・乳腺外科の角舎先生がご紹介されて
いたので、リブログさせていただき、
2019/3/4 (ブログ村反映のため3/7付に変更)
私自身が、自分の検討、整理結果と
高野先生の書籍をご紹介した
当時の過去記事を再掲してきました。
その2つ目で再掲した
2019/3/7
の中に、
初期治療の経験の中で燻っていたことを
3点書きました。
その中の1つ、
『術前化学療法が、
pCRを狙う個別化医療でなく、
術後化学療法と同じ標準治療しか
ないこと、
ステージ4で使える薬剤が使えないこと』
これは、のように、
一昨年到達した心境、高野先生の書籍で
私の気持ちは解消したのですが、
日本乳癌学会ガイドライン委員会に
後輩患者さんのためには、と、
質問、要望までお伝えした、
(取り紛れていたので、再度は
出していません)
この内容も、この2年で、医学、医療界、
日本乳癌学会、世界の乳癌の学会が、
喜ばしい進歩をして下さっていることで、
私の気持ちはスッキリ解決はしています。
pCRと予後の相関
当時は、pCRと予後の相関が、
まだ、学会として、はっきり結論が
出ていませんでした。
私の乳癌のサブタイプ、HER2タイプだと
かなり相関しているエビデンスが多かった
のですが…。
これについては、
昨年末のサンアントニオ乳癌学術総会で
(乳癌の方は、
毎年春の日本乳癌学会や夏のASCOとともに
12月のサンアントニオも注目していると、
乳癌の学会の動向が分かります。
私にとっては、初期治療で、
FECの追加(4回6回)をしたかった、
その1か月前にサンアントニオで、
FEC6回がAC4回(=FEC4回)に優位性を
示せなかった残念な結果が発表された、
曰く付きの学会なので知りました。)
各種臨床試験の後向き統計のメタ解析
結果が出ました。
患者が欲しいと思う、結論の出ていない
ことは、当然、その道の専門家である医師も
結論を出そうと研究して下さっています。
2019/1/25
術前化学療法のパージェタのタイムラグ
FECは上述の通り、直前に出た長年の
臨床試験の結果・結論で、
まぁ、諦めるしかないとして
(治療後の心エコーの値や、その後の
ハーセプチンでの血圧上昇を考えたり、
直前に再掲リブログさせていただいた、
さんくるさんのブログを読ませて
いただき、心毒性の副作用を考えると
やはり、結果を受けた今では、
医師の先生方と同じ感覚になっています。
2回追加はリスクが相当高かったのだと。
あくまで私の場合です。)
術前にパージェタを併用できなかった
ドラッグラグは、調べるにつけ、
悔しかった。
(ハーセプチン+ドセで腫瘍が
縮小しなかったのが悔しかった身で…)
過去記事で何度も書きましたが、
・当時の日本でも、ステージ4では
保険診療の認可薬で使えました。
・欧州、米国では、
手術不能な局所進行乳癌(ステージ3C、
ステージ3B)の術前化学療法でも
承認されていました。
が、
・日本は臨床試験に参加しておらず
認可されていませんでした。
昨年末に、術後補助化学療法と合わせて
(こちらは、
世界的には別の国際第3相臨床試験、
ドラッグラグは1年内に縮まりました)
5年のドラッグラグを経て、
ようやく、認可されました。
アテゾリズマブの臨床試験
国際第3相臨床試験は、
サブタイプはトリネガ限定ですが、
ステージ4だけでなく
手術不能な局所進行乳癌も含んでいました。
その国際臨床試験に
日本も参加していました。
私がとても喜ばしく感じたこと、
動向を、喜びとともに、後輩患者さん
(これから初期治療を受ける、該当の
患者さん)向けに、記事発信してきたのは
過去記事の通りです。
ここ2年の間にも、
保険薬としての認可の申請・承認が
迅速化されて、劇的にドラッグラグが
解消されてきているようで、
喜ばしくウォッチしています。
pCRしなかった患者への術後の追加薬剤
・米国ではネラチニブの追加が承認
されており、
昨年末にカドサイラの追加の
臨床試験結果(中間解析)も出ました。
2019/1/24
以上のように、
私の燻っていた思いは、
ここ2~3年の間に
改善される方向で医学、医療が進歩して
きていることを
とても喜ばしく感じ、
解消されたかな、と思います。
でもね、、
一昨年気付いたのです
(気付いてはいたのです)
とかは、当然、医師の問題でなく、
医療の限界かというと微妙で、
標準治療、診療ガイドラインの問題、
どちらかというと、
臨床試験の『患者集団』の範囲、
そのエビデンス有無
標準治療、保険診療と、
それを待てない、
『今』癌が進行している状況の『個人』
の問題、です。
標準治療(エビデンス)、診療ガイドライン
という 『集団』では救えない
患者『個人』の問題ってのかな。
私が悔しい思いをした薬剤は、
後輩患者さんたちは使えるように
なりました、なりつつある薬剤もあります。
最近の認可申請では、ドラッグラグは
劇的に縮まり、新薬の対象の識別が
より個別化してきています。
でも、医療が進歩していく過程では、
同じような問題、
新薬、新治療を待てない、
『今』癌が進行している状況の『個人』
の問題、は、
全ての癌を治せる治療がない限り
どこまでも、つきまとう問題です。
押川先生もお書きになられていたかと
思います。
治療が有る、無し、
治療や癌を治すことばかりに
気持ちがいっても、
そこに「希望」を求めても
全員を治せる治療がないのは、
ご存知の通りであり、
治療の結果が芳しくなかったり、
再発転移しても、
使える治療を上手に使って
(あるいは、
積極的な治療が使えなくなっても、
あるいは、
積極的な治療をしない選択をしても)
癌を抱えながら、
どう自分らしく生きるか、
生きたいか、
考えるのかな、と。
そこまで考え、自然と受け止められたら、
今ある治療、
今まで受けた治療が
全て有り難く感じられました、私は。
予後の悪いサブタイプの乳癌で
(乳癌だったことには感謝しています。
他の臓器に比べれば~父や伯父の胃癌、
伯母の大腸癌を見てきたから~
乳房は全摘しても、生命維持、生活に
大した影響がないので楽です)
初期治療結果が期待通りではなかった
(pCRしなかった、諸々あった)
転移を覚悟している
(転移しないと思えたことがない状況を
歩んできた。
それらしい臓器に、それらしい影が
映ることにも慣れましたが…。)
ので、
勿論、
新治療、新薬の開発には
期待してます。
それよりも大切なことがある
ってこと、
それが、
高野先生の書籍
2019/3/4 (ブログ村反映のため3/7付に変更)
(広大・角舎先生のご紹介をご参照下さい
その後、私の過去記事も再掲してきました)
や、
梅澤先生、押川先生、関先生のブログ、
勝俣先生も、植松先生も、
緩和医の長尾先生、廣橋先生、大津先生、
ひまわり先生も
日本乳癌学会の先生方、
私が巡り会った乳腺外科、乳腺腫瘍内科の
先生方、
近藤先生も無治療はうーんと思いますが
根底にある「心」は、
同じなのじゃないかな
診療科や治療法は違えど、
「心ある」癌治療医の先生方、
皆さん、根底にあるところは
同じなのじゃないかな
私はそう感じています。
それがベースにないと、
怪しい治療に「騙された」「引っ掛かった」
という気持ちになって
後悔してしまうのではないかな?
とも思います。
※無治療も、怪しい治療も、
治らなかった時に、短命に終わる時に
(個々人の結果は標準治療だって、
別の治療だって、無治療だって、
個々人違うので分からないですよ)
本人が納得して後悔しないのであれば
何でもアリだと私は思いますが、
「患者集団」 の臨床試験結果で
治る(あるいは生存期間が長い)確率の
高いことが証明されているのは
保険診療、標準治療であり、
私は初期治療で最大限の標準治療を
受けて良かったと思っています。
転移後の抗がん剤の量やどれだけ使うか
(乳癌は使える抗がん剤は多い) は、
考えますけど…。
ー◆ー◆ー◆ー
私が一昨年、転移疑いの影が映った時、
いよいよ転移かな、と、記録のために
ブログを始めた頃の状況、気持ちと
その後、現在に至るまでの状況変化
その2~1年前の初期治療の結果、転移しないと
思える客観的材料が乏しく、転移するとしたら
1年内、次いで3年内の可能性が高い、
という状況~主治医の見立て~で、
毎月の腫瘍マーカーの変動と、3ヶ月毎のCTで
リンパ節と、術前に映った肝臓の影も3ヶ月毎に
2年エコーで観察し、大きくならなかったから
癌じゃないだろう、やれやれ、
腫瘍マーカーも2ヶ月毎にしたものの、
完治したと思えたことがなかったから、その矢先の
一昨年、肋骨に影が映った時も、
覚悟というか、あぁ、いよいよかも、という感覚、
勿論、もう少し先であって欲しいとは思いました。
その後、2回のPET-CT観察の結果、肋骨の影は
転移じゃなかった、やれやれ、というところで、
3か月毎のCTを半年毎にしようかな、という矢先に
肺にそれらしい影が映って、観察中、多分、
今回もやれやれだと思いますが…
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