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土曜ドラマ『64(ロクヨン)』
土曜ドラマ『64(ロクヨン)』
『クライマーズ・ハイ』の横山秀夫原作。2005年に放送された同名ドラマのスタッフが完全集結する土曜ドラマ『64(ロクヨン)』。番組タイトルの「64」とは昭和64年に起こった誘拐事件の符丁だが、事件は14年経っても解決されておらず、間もなく時効を迎えようとしている。
ピエール瀧さん演じる主人公・三上は、同事件にかつて刑事のひとりとして関わっていた過去を持つ人物。捜査二課次席まで出世していたものの、現在は異動となり広報官に任じられている。「警察組織のパワーゲームの話、未解決事件の話、警察と記者の人権にまつわる話、家庭の話…三上さんにはいろんなやっかいごとがふりかかってきます」と話すように、ドラマは三上の周囲で起こる様々な出来事が交錯しながら展開する。人物像についてうかがうと「非常に堅くぶっきらぼうに見えますが、不器用という訳ではない。堅物でも、ステレオタイプの警察官でもありません。一言で表すなら“責任感”という言葉が当てはまる人物ですね。それだけにやっかいごとに巻き込まれる度合いも強いのでは…」。その“責任感”も置かれた立場や状況に応じて形を変える。「刑事のときには権力を持った正義として揺るぎないでしょうし、広報というポジションでは情報のどれを取捨選択し、誰の利益のために伝えるかということを、しっかりかみしめている。情報をアウトプットする警察の顔としての自覚もあって、ブレないですね。警察組織に対しても、昔自分が携わった未解決事件に対しても責任感を持っている人物です」。
上質な本格社会派ドラマを生み出してきた土曜ドラマ枠で放送される『64(ロクヨン)』は「視点が高いドラマ」と瀧さんが感じるように、警察組織のあり方や人権についても考えさせられる要素が盛り込まれている。「原作の横山さんはもともと警察の番記者をされていた方。さまざまな情報が飛び交うドラマなので、かみ砕かないと分からないかもしれませんが、じっくりご覧になれば、それだけ深く大きなテーマを感じていただけるのではないかと思います」と見どころを語った瀧さん。「若手では新井浩文さんと永山絢斗さんが出ますよ(笑)」と、共演のイケメン2人にも言及。三上の妻役には木村佳乃さん。さらにベテラン陣も吉田栄作さん、尾美としのりさん、中原丈雄さん、段田安則さん、柴田恭兵さんら豪華な布陣の『64(ロクヨン)』。ドラマに横たわる“深く大きなテーマ”をじっくりとかみしめたい。
大河ドラマ『龍馬伝』
大河ドラマ『龍馬伝』
瀧さんにとって初めての大河ドラマ出演作品となった『龍馬伝』。演じたのは坂本龍馬と同じ土佐出身でよき理解者の溝渕広之丞役だった。「大河ドラマは時代劇を撮っている現場としては最高峰だと思うんです。その現場を見るきっかけになったのが溝渕役でした。幕末に名を残した人は多くいますが、彼らだけでなく、名もないヒーローもたくさん居たはず。溝渕さんもそんなひとりだという視点で演じられたので、とても面白かったです」。
連続テレビ小説『あまちゃん』
連続テレビ小説『あまちゃん』
連続テレビ小説『あまちゃん』では、ヒロインたちが通う寿司の名店「無頼鮨」の大将・梅頭を演じた瀧さん。「事前に動きのレクチャーは受けたのですが、梅頭さんは基本“動く背景”なので、お寿司屋さんに見えればいいという感覚でやっていました」。そう話すように、ほとんどのシーンが「無頼鮨」のセットで撮影されたのだとか。“動く背景”を「楽しんで演じていた」とも回想。独特の存在感に、登場シーンを楽しみにしていた視聴者も多いキャラクターとなった。
土曜ドラマ『55歳からのハローライフ』
土曜ドラマ『55歳からのハローライフ』
人生の折り返し地点を過ぎ、さまざまな問題に直面した5人の男女を描いた『55歳からのハローライフ』。同ドラマで瀧さんが演じたのは、第1話の主人公・富裕(リリー・フランキー)の友人、駒野。リタイア後、キャンピングカーで各地をめぐる夢を持つ富裕だが、瀧さんもそうしたシチュエーションは「楽しそう」だと話す。自身はいずれ「あったかいところでのほほんと暮らせたら…」と想像する反面、「実際にそれやったら飽きないかな?」とも。「社会の構成員から外れて、自分は楽しむ側に回る、そんな風にはなりたくないとは思います。少年野球の監督やってみたりしたいですね」と将来像を話してくれた。
大河ドラマ 『軍師官兵衛』
大河ドラマ 『軍師官兵衛』
二度目の大河ドラマ出演となった『軍師官兵衛』では、主人公・黒田官兵衛の盟友・蜂須賀小六役を演じた。これまで大河ドラマでは大仁田厚さん、高山善廣さんらプロレスラーが演じたこともあり、肉体派のイメージが強い役どころ。「小六は非常に粗野で、知的な部分があまりないような描かれ方をしていますが、最終的には大名にまでなる人物ですから、統率力はもちろん、人を束ねる魅力も兼ね備えた人だと思うんです。そういう部分をなるべく出せるように意識しました」。そう瀧さんが話すように、『軍師官兵衛』では新しい蜂須賀小六の側面が描かれ、官兵衛との良好な関係性も強く印象に残った。
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