2019年の音楽界をリードするであろうこの2人もリスペクト
あいみょん
2019年2月13日には待望の2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』がリリースされるあいみょん。
以前より、影響を受けたアーティストのひとりに吉田拓郎を挙げています。
吉田拓郎 / 結婚しようよ pic.twitter.com/E3piyHnS8L
— あいみょん (@aimyonGtter) September 7, 2015
米津玄師
2018年は「Lemon」、「Flamingo/TEENAGE RIOT」とヒットシングルをリリース。
「Lemon」は、200万ダウンロード突破という金字塔を打ち立て、2019年も音楽界の台風の目になりそうな、押しも押されもせぬミュージシャン米津玄師。
2019年1月13日、吉田拓郎がパーソナリティをつとめ、毎週日曜夜に放送されている二ッポン放送『吉田拓郎 ラジオでナイト』で、ベタ褒めされた件について自身のSNSで感謝の声を投稿しています。
そんな J-POP 界の最重要人物『吉田拓郎』
1946年4月5日、鹿児島県生まれ、広島県育ち。
1970年6月「イメージの詩」と「マークⅡ」がカップリングされた1stシングルをエレックレコードから発売。10月には1stアルバム『青春の詩』をリリース。
1971年「人間なんて」がヒットし、翌年には「結婚しようよ」の大ヒットでフォーク界を超えて幅広い層からの人気を獲得。
1974年、森進一に「襟裳岬」を提供し作曲家としてもその地位を確立、後にキャンディーズや石野真子などアイドルの楽曲も手掛けています。
1975年には、井上陽水、泉谷しげる、小室等らとともに、アーティストの手になる初めてのレコード会社フォーライフ・レコードの設立に参加、2代目の社長に。
1996年、KinKi Kidsや篠原ともえとともに音楽番組『LOVE LOVE あいしてる』にレギュラー出演、番組テーマソング「全部だきしめて」の作曲も手がけるなど話題を呼びました。
現在、30代前後の世代はこの番組でのイメージが強いかもしれません。
作詞法・作曲法・歌唱法・オリジナリティあふれる音楽性
ボブ・ディラン張りの字余り
自身が影響を受けたとされるミュージシャン、ボブ・ディラン譲りともいえる字余りの作詞法は、型にはまらない自由さを感じさせます。
このスタイルは、アメリカにおいては、デビュー当時、第二のボブ・ディランと称されたブルース・スプリングスティーンに受け継がれ、佐野元春や浜田省吾、尾崎豊などのアーティストに大きな影響を与えたのではないかと推測されます。
フォークの域を超えたメロディメーカー
シンプルなフォークをメロディアスなニュー・ミュージックに昇華させる、拓郎節とも呼ばれる一聴すれば吉田拓郎だとわかる個性的なコード進行が特徴のひとつです。
説得力が半端ない歌声
彼のすこししゃがれた説得力のある歌声で、自ら綴った歌詞を伝えるストレートな姿に共感を覚える音楽ファンは少なくないのではないでしょうか
吉田拓郎とあいみょん、米津玄師の通じるところ
時代は変わっても吉田拓郎イズムを受け継ぐ、日本人のどこかに潜んでいる心の琴線に触れる歌謡曲的ノスタルジーなメロディが、広く受け入れられているのではないかと思います。
もちろん2人の楽曲は、2010年代的に洗練かつアップデートされていますが。
もし、あいみょんや米津玄師のファンで吉田拓郎を聴いたことがないという方がいらっしゃるのなら、一度聴いてみるもいいかもしれません。
この一曲は?と問われれば”『制服』なんていかがでしょう?”と言いたいところです。
1973年に作られた曲ですが、あらためて歌詞を読んでみても色褪せていない説得力を持っています。