2011年から始まったワイキキのど真ん中ロイヤル・ハワイアン・センターで連夜開催されている人気のトリビュート・ショー『レジェンド・イン・ハワイ』。私もオープン当初から取材や撮影で何度か伺いましたが、さすがエンターテイメントの本場ラスベガスからやってきたショーということもあり、そのクオリティの高さに毎回圧倒されます。その『レジェンド・イン・ハワイ』が、フラやハワイらしさをより反映させた内容になり『ロック・ア・フラ』として生まれ変わり約2年。フラやポリネシアンショー全制覇を目指す私としては是非このコラムでもご紹介したく久しぶりに伺ってきました。
今回参加させて頂いたのは、グリーンルームディナー&ショーというバックステージ・ツアーなども含まれた最も充実したコース。まず開場前にはエントランス付近でウェルカム・フラ。スタート前からフラ・モードが色濃く表れています。
ウェルカム・フラを楽しんだ後は、ゴージャスなグリーンルームへ。その名の通り緑に包まれたお部屋にはグリーンのカクテルやフルーツ、ププ(アペタイザー)が用意されていて気分は一気に盛り上がります。
音楽用語のグリーンルームとは出演者の控え室(楽屋)の意味がありますが、このお部屋で優雅に寛いでいると、当日のエンターテイナーが挨拶にきてくれ写真撮影などもできるというお姫様対応のおもてなしを受けられるのです。この日はエルビス・プレスリーのトリビュート・アーティストが来てくれました。
その後、バックステージ・ツアーへ出発。タヒチアンダンサーの衣装が早着替え用に整然と並べられていたり、ステージ上でスイスイと波に乗るサーフボードには小さな車輪が付いている秘密などを垣間みられたり、舞台裏のあれこれをガイド付きで見学できます。ひと目でマイケル・ジャクソンと解る衣装や小物、セリーヌ・ディオンのトリビュート・アーティストが使う、映画「タイタニック」をイメージした大掛かりなドレスの裏側などもあり、何だかワクワクする舞台裏。
自らステージに立って記念撮影などもできちゃいます。ステージから見る客席が思った以上に近く感じましたよ。
バックステージ・ツアーの後はディナー・タイム。このコースの嬉しい点はお食事が美味しいこと。ロブスターがどーんと盛りつけられたサラダに、やわらかいテンダーロインステーキとサーモンに黒トリュフ入りのマッシュポテト、パイナップルジェラートのデザートという豪華なディナーコース。見た目だけでなく、お味も非常に評判が高く、お楽しみのひとつとなっているのです。
お食事を堪能した時点ですっかり満足感でいっぱいになるほどですが、ここからが本番。ゴージャスなショーのスタートです。まずはフラダンサー達と一緒にカヌーに乗ったエルビス・プレスリーのトリビュート・アーティストが登場。ハワイを愛したエルビスが蘇ったかのようで、往年のファンの皆さんはうっとり。
またこのエルビスがファンサービス旺盛で!(笑)。ステージから客席に降りてきてお客さんの頬にキスやハグなどの大サービスありなので、見ているこちらが照れてしまうくらい。お姉さま達は勿論熱狂です(笑)。
続いてはセリーヌ・ディオンのトリビュート・アーティスト。私の個人的感想ですが、本物より更に綺麗なセリーヌのような・・・。バックステージ・ツアーで見たタイタニックをイメージした巨大な衣装に身を包み、美しい歌声を響かせてくれました。
この『ロック・ア・フラ』の出演者は全員口パクではなく生歌なので、姿形が似ているだけでなく、歌唱力も備えていなければならないのです。それがエンターテイメントの本場ラスベガスからやってきたハイクオリティといわれる所以でもあります。
そしてスモークに浮かぶシルエットで登場したのはマイケル・ジャクソンのトリビュート・アーティスト!マイケルのショーは何度でも観たいほど私も大好きなパートです。
マイケルのそっくりさんをこの『ロック・ア・フラ』でも何人か拝見しましたが、踊りがうまい人、歌が上手な人、顔が激似の人、とそれぞれ特徴がありながらどの方もクオリティが高いので、前述のエルビス・ファンのお姉さま達に負けないほど大興奮してしまう楽しさなのです。そのマイケルと今は亡き伝説のハワイアン・ミュージシャンIZ(イズ)の『Over The Rainbow』のコラボは『ロック・ア・フラ』でしか見られない演出。
そう、この『ロック・ア・フラ』の最大の特徴は、ロックやポップスとハワイアン・カルチャーの融合なので、フラやポリネシアンショーにそれほど興味がない方とも一緒に楽しめるという点なのです。フラだけだと段々と全て同じように見えてくる・・・という方と是非一緒に訪れて頂きたいエンターテイメントです。また、トリビュート・ショーならハワイでなくてもラスベガスなどでもやっているし・・・と思ってまだ未体験な方もいらっしゃるかもしれませんが、フラやポリネシアンダンス、ハワイのアーティストとラスベガスのショーのコラボレーションは、ここハワイでしか体験できないもの。
トリビュート・アーティストの合間に登場するフラやタヒチアン、更にファイヤーナイフダンスも登場するというこれでもか!のエンターテイメント満載のショーなのです。
最後は出演者全員がステージに勢揃いし、懐かしの『We Are The World』を熱唱。あの時代を覚えている大人(笑)にとっては懐かし過ぎるナンバーでクライマックスを迎えます。
ショーの後はロビーでミート&グリート。出演者達が気軽に写真撮影に応じてくれます。間近で見るマイケルはとても優しく、そしてメイクがなるほど・・・というものでした。(詳細は皆さんの目でお確かめください!)
最初から最後まで盛り沢山の『ロック・ア・フラ』、フラガールの皆さんだけでなく幅広い方達にお勧めしたい大満足のエンターテイメントです。私は日本から来るメディアや音楽関係のお友達にも「お仕事的にもいろいろな刺激を受けると思うから!」とお勧めすることが多いのですが、今のところほぼ100%で「これはいいね!」と大好評となっています。定番のフラやポリネシアンショーとはまた違うラスベガスとハワイのコラボレーション、是非体験してみてください!
ロック・ア・フラ
ラスベガス発トリビュートアーティストの豪華絢爛ショー「ロック・ア・フラ」は、今回ご紹介した「グリーンルーム」のほか、「ステージサイドVIPディナー」「ルアウビュッフェ」「カクテルショー」の4コースがあります。
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プロフィール
荒川 れん子
現在ハワイ在住フリーアナウンサー。本格的にハワイに拠点を移し14年目。その大半をモロカイ島という小さな島で過ごせたことに感謝の日々。現在はオアフにも拠点を持ち、できる限りモロカイと行ったり来たりしている。
ソニー・ミュージックアーティスツ所属
オフィシャル・ブログ『ALOHA♡Life』