こちらのコラムでは私がお勧めしたい様々なルアウショー、フラやハワイアンミュージックに関するイベントもご紹介していますが、今一番注目されているエリアであるワード地区でも月に一度開催されるものがあり、これがフラガールズ達にお勧めの本物のフラを堪能できるイベントなのです。

開発が進むワードビレッジが主催する『Kona Nui Nights（コナ・ヌイ・ナイト）』は、毎月第3水曜の夜に行われる人気ミュージシャンとフラ・ハーラウの両方を無料で楽しめるフラファンには嬉しいイベント。

ハワイのグラミー賞ともいわれる『ナ・ホク・ハノハノ・アワード』にノミネートされるような有名ミュージシャンと、『メリー・モナーク・フェスティバル』に出場するフラ・ハーラウや普段商業的なパフォーマンスをほとんど行わないハーラウなどのラインナップで、エンターテイメントというより本格的なフラを楽しみたい方には是非お勧めなのです。

私が伺った時は、フラがオアフのチャータースクールである『ハーラウ・ク・マナ』、ミュージシャンがカヴィカ・カヒアポの組み合わせでした。チャータースクールというのは公立でありながら独自のプログラムで授業を行う学校で、この『ハーラウ・ク・マナ』はその名から解る通りハワイアンカルチャーに重きを置いている学校。

当日は4年生から12年生（日本でいう高校3年生）までの生徒のパフォーマンスが披露されました。ワイキキ辺りで楽しめるエンターテイメント性の高いものとは趣が違い、カルチャーとしてシェアしてくれるパフォーマンスはローカル色が強いので、フラガールズ達にはより興味深く楽しめるものだと思います。

ワードビレッジのインフォメーションセンターであるコートヤードで開催されているため、会員用のバーでお酒を傾けながら楽しむ人がいたり、シェイブアイスで一息ついたり、それぞれの楽しみ方ができるのも嬉しいところ。

この機会にワードビレッジの未来の姿の模型を見学するのも楽しいですよ。伝統的なハワイと新しいハワイの融合が目で見られるようです。

前半がフラ、後半がミュージシャンとパート分けされていますが、最後はコラボレーションで華やかに終了しました。

コートヤードの中庭という屋外のシチュエーションなので、暮れなずむ空の移り変わりをバックに静かに揺れるヤシの木の葉に合わせるように、音楽に身体を委ねる空間は本当に心地良くハワイらしさを堪能できます。

星空の下でのんびりと本格的なハワイアンカルチャーを楽しめるイベント『コナ・ヌイ・ナイト』、無料ですがウェブサイトから予約をしていってくださいね。

Kona Nui Nights（コナ・ヌイ・ナイト）
毎月第3水曜の18:00～20:00
https://www.wardvillage.com/events/kona-nui-nights