ハワイ旅行で女性に人気の体験モノというと、フラとヨガでしょうか？どちらも本格的にやろうと思うと一朝一夕では身につきませんが、アクティビティとしてはハワイの気持ち良さを存分に感じられるものかもしれません。

そのフラとヨガをミックスしたようなワークアウトがあります。その名も『アロハフロウ』。アロハがFlowする（流れる）というネーミングからして心地良さそう！実は、以前から気になっていましたが、実際に日本の某人気雑誌の取材でお伺いした時に、余りに気持ち良さそうだったため、このコラムでも是非ご紹介したいと思い、私自身もたっぷり体験してきました。

『アロハフロウ』を考案したミイラニさんは、オリエンタルな雰囲気が素敵な日本人で、ヨガのインストラクターの資格は勿論のこと、ハワイ大学でハワイ文化を学んだ後、フラのウニキ（一般的に「ウニキ」は「卒業」と訳される事が多いです）を終え、正式にクムフラとなった方です。

ミイラニさんのブログによると、“『アロハフロウ』は、ヨガとフラとハワイの自然のエネルギーを融合させたヒーリング・ワークアウト・エクササイズ。ハワイアン・フィロソフィーをベースに、絶えず流動（Flow）している自然の動きのようにのびのびと心と体を開放しながら、私達が本来持っている強さ、美しさを目覚めさせて行きます。”とのこと。このミイラニさんの想いがす～っと沁みるワークアウトでした。

現在はリクエストベースで行なっているそうなので、今回はカピオラニ公園へ。これが大正解！例えばヨガの動きで天を仰いだ時に感じる木漏れ日の優しさ、フラの動きで手を伸ばした視線の先にあるダイヤモンドヘッド、耳に微かに響く鳥のさえずり、足の裏でしっかり踏みしめる大地の感触。そのどれもがハワイらしさに包まれているようで、この場所で身体を動かす気持ち良さを目いっぱい感じられます。

そしてミイラニさんの「頑張らなくていいですよ～」という優しいインストラクション。『アロハフロウ』は“ダメ”がないワークアウトなのだそう。普段どうしても頑張ってしまいがちな心と体に、そのままで大丈夫！ただ気持ち良いという感覚を大切にして欲しいと、誘ってくれます。

ヨガのパートから始まり、身体がほぐれたところでフラの動きへ。フラのパートではミイラニさんのイプの音色に合わせていきます。どのモーションも基本的にワークアウトとして考えられていて、身体のパーツを結構フレキシブルに使うため、見ためより運動量があるかもしれません。

ただ、運動を全くしない私でもできたので、初心者でも大丈夫です。なんてったって“ダメ”がありませんから。繰り返しますが、基本は無理をしないこと。体だけでなく心の声に耳を傾けるエクササイズでもあると思います。

最後はクールダウンで大地にゴロンと。ミイラニさんが鳴らしてくれるクリスタルの音色が心地よく、そのまま眠りたくなったほどリラックスできました。

途中途中に挟まれるミイラニさんのお話も自然体で肩の力を抜いてくれたように感じます。フラの精神を大切にしているのが随所で伝わりました。ご主人ともフラで出会ったのだそう。素敵なご夫婦でした。

私は、一応本格的なハーラウでフラを勉強していますが（正直、日々挫けそうになりながらではありますが…）、フラのためにヨガを習いたいとも日々思うのです。やはり身体の柔軟性が必要だと痛感しますので。ですので、フラダンサーの皆さんには、フラのレッスンとは別にワークアウトとして受けても、お馴染みのフラのモーションをアレンジした動きが多いので入りやすいと思います。このモーションでこんなストレッチもできるのだな、など新たな発見もあるはず。

また、フラ経験のない参加者の方達には「フラというとハードルが高くて、興味はあっても尻込みしてしまうから、フラとヨガがミックスしていて受けやすい！」と好評でした。フラ経験のあるなしに関わらず楽しめるのは、お友達と一緒に参加しやすいですよね。

ハワイ在住者の私もハワイの良さを改めて感じられたので、また参加してみたいと思います。旅行でいらっしゃる方も、肩の力を抜き、静かにジワ～っとハワイの大地と溶け込める感覚を得られると思いますので、是非お勧めします。

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