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フラダンサー必須!ハワイの植物を日本語で楽しく学べるツアー

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フラダンサー必須!ハワイの植物を日本語で楽しく学べるツアー

ハワイ文化の宝庫といえば『ビショップ博物館(ビショップミュージアム)』。ハワイの子供達にとっては学校の授業で何度も訪れるハワイの歴史が詰まった場所です。

自力で行くとなると、ワイキキから少し離れているのと、バスなどを使わないといけないので中々足が向かない方も多いかもしれません。かくいう私もハワイ在住13年目に突入したのに未だに訪れたのは数回程度・・・反省です。

でもフラガールの皆さんにとってもお勧めのツアーを見つけたのです!それは『ハワイアンガーデン&クラフトツアー』。こちらはミュージアムの敷地内をスタッフの方と一緒にお散歩しながら、自然と共に歩んで来たハワイの人々が用いた植物について案内してもらい、その後、ハラの木の葉を使いブレスレット作り体験もできるというもの。

そして嬉しいことにスタッフの方は日本人。日本語でじっくりお話を聞けるのは有難い限りです。まずは正面エントランスから入ったチケット売り場前でスタッフの方と待ち合わせ。今回お世話になるのはAyaさんです。

ここはギフトショップも併設されているので待ち時間にお土産探しをするのも良さそう。

さぁ、出発。緑豊かで広々としたキャンパスは、思わず深呼吸したくなる気持ち良さ。そう、ビショップミュージアムは、ハワイアンの血を引く人しか入学できないカメハメハスクールの跡地でもあり、今もハワイ文化、考古学などの研究・教育機関としての役割がその主な存在理由であるなど、まさにキャンパスなのです。

その中をゆったりお散歩しながらAyaさんが次々とキャンパス内の植物について説明してくれます。

フラダンサーにとっては身近なお花、プルメリア、ティアレ、ロケラニ、プアケニケニなどなど。

プアケニケニは時間が経つにつれて白から黄色へ色が変化する香り高いお花ですが、実はほおずきのよう。

果汁が苦いけれどヘルシーなノニの実を見たことがある方は多いかと思いますが、お花がついている姿はちょっと違った印象を受ける可愛らしさではないでしょうか。

フラガールには欠かせないウリウリの玉の部分になるラアミアもまだ木になっている状態。

マネレの木の前では「黒い実がこんなブレスレットになるのですよ」とか・・・

「ハウの木の枝の繊維から、こんな紐を作っていたのですよ」などAyaさんが様々な小物を使ったり、実際に落ちている実を拾って開けてくれたりなど、今まで踊ったフラソングの中に出て来た植物たちがぐっと身近に感じられる楽しさです。

ハラの木には私は特に思い入れがあります。というのは、数年前に約2年がかりでラウハラの大きなマットをフラハラウ(フラ教室)の皆で一人1枚ずつ作ったのです。

約2年間、全ての土日返上で泥だらけ虫まみれになりながらのラウハラマット作りは正直かなり辛く、諦めた人達もいたほど。しかし諦める=フラハラウ脱退と言われ、フラシスター達と励ましあいながら作ったのでした。そのせいか今でもハラの木を見つけると感慨深くなります。

ガーデンツアーの後は、そのハラの葉、ラウハラを使ったクラフト体験!

まずはハワイの州木であるククイが「キャンドルナッツツリー」の別名もある所以、昔はロウソクとして使われていた様子を実際に火をつけて見せてくれます。これが高々と細長い炎を上げてよく燃えるのです。

続いてラウハラのブレスレット作り(※1)。ラウハラは葉を拾い、お掃除して、カットして、なめしてなど準備が本当に大変なのですが、その作業は既にされていて、楽しい部分だけを体験できます。

そのお陰で基本的には難しくありませんが、自信のない方にはリボンを併用する簡単バージョンも用意されていますのでご安心を。出来上がったブレスレットはお持ち帰りできます。ハワイの思い出がまた一つ増えますね。

以上で『ハワイアンガーデン&クラフトツアー』は終了。クラフトにどれくらい時間がかかるかによりますが、大体午前中には終了します。

このツアーの後はミュージアム内を見学できますので(※2)、ハワイアンホールなどを是非是非訪れてください。プログラム料金に含まれる日本語のパブリックツアーが一日4回あり、『ハワイアンガーデン&クラフトツアー』が終わった後に時間を合わせて参加するのもお勧めです。

とにかくこのツアーの魅力はスタッフの方の知識の豊富さと実際にハワイやポリネシアの植物を見て触れられるところ。Ayaさんが作った案内書を今後も勉強するために私は保管しています。ツアー中に伺ったお話をメモ書きしたものでいっぱいになってしまいましたが。日本語で質問できるので、ここぞとばかりにたくさん質問しちゃいました。

特にフラの曲に出てくるお花や植物は、その姿や香りを知っていると知らないとでは大違い!きっとあなたのフラがより素敵になるに違いありません。私も自信を持ってそう言えるようになるよう頑張ります!

ビショップ博物館『ハワイアンガーデン&クラフトツアー』
毎日9:15~11:30(前日14:00までに予約)
$50(3歳以下無料)
https://www.bishopmuseum.org/japanese-garden/

(※1)ラウハラクラフトアイテムは変わることがあります
(※2)プラネタリウムプログラムと特別展示は追加チケットが必要となります

  

プロフィール

荒川 れん子

荒川 れん子

現在ハワイ在住フリーアナウンサー。本格的にハワイに拠点を移し14年目。その大半をモロカイ島という小さな島で過ごせたことに感謝の日々。現在はオアフにも拠点を持ち、できる限りモロカイと行ったり来たりしている。

ソニー・ミュージックアーティスツ所属
オフィシャル・ブログ『ALOHA♡Life』

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