【公式】小川洋のブログ

小川洋の公式ブログを開設しました。

東日本大震災の被災地に思いを寄せて

 小川洋でございます。皆さんもそうでしょうが、今日、3月11日は私にとっても特別な日でございます。8年前のこの日、東日本大震災が発生しました。そして、あの大津波……。とても信じられないような光景は今も目に焼き付いています。改めて亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災された方々にお悔やみを申し上げたいと思います。また、今なお避難生活を余儀なくされ、生活再建にご苦労されている方々がたくさんいらっしゃることに心を痛めております。その復旧・復興に向けて、福岡県の知事として、県民の皆様方とご一緒に、福岡県で出来ることをしっかりやっていく決意を新たにしたところでございます。

 当日、私は1期目の立候補に向けて支持団体へのお願い行脚の途中でした。テレビの速報で目にした被災地は尋常ならざるもので、家や車がどんどん流されるような光景に息を飲んだことを覚えております。そして、日本全体が大変なことになるのではとの危惧も頭をかすめ、それこそ知事選を含めたその年の統一地方選挙がそのまま執行できるのかどうかとの思いも一瞬でしたが、脳裏をかすめました。

 それから8年。東日本大震災の復旧・復興も徐々に進んでおります。また、わが福岡県を襲った3度にわたる豪雨被害も県民の皆様方、関係各団体等のご努力で、おかげさまで復旧・復興のための工事は着々と進んでおります。しかし、道路や堰堤等の工事が完了しても、被災者個々人の生活再建は別でございます。それぞれに苦労や悩みが絶えないのではと推察いたします。

 今、私は3期目を目指して県内各地でご支援を訴えておりますが、私の基本姿勢は、県民の皆様が住み慣れたところで「働く」「暮らす」「育てる」、この3つを実現できる地域社会の構築です。被災地の皆様方にとっても、この3つが実現できるよう頑張ってまいります。今日、改めて私の決意を申し述べさせていただきます。

 さて、東日本大震災発災の日ですから、福岡県の被災3県(福島、宮城、岩手)に対する、これまでの支援の概要を一部ご報告いたします。県民の皆様方からの浄財も含めて、これまでに約2億9,600万円の義援金を贈りました。また、復旧・復興事業にあたる県職員の派遣は1カ月以上の長期者だけでも169人に上り、このほか1カ月以内の短期や他の県内市町村職員の派遣もたくさんあります。

 世界的な気候変動の影響でしょうか。最近は世界中で自然災害が多発し、特に日本は〞災害列島〞とも呼ばれています。災害はいつやってくるか分かりません。日頃から災害に備える心構えが大切です。今後とも県民の皆様とご一緒に、県内の被災地はもとより東日本大震災をはじめ全国の被災地に寄り添う行政を心掛けたいと思います。

 東日本大震災発災の日にあたり、私の思いの一端を述べさせていただきました。