都内で2日に開かれたイベント「ガーベラ革命で共生社会を実現しよう」に登壇した立憲民主党の川内博史衆院議員は、垂直離着陸機「オスプレイ」の値段について「重さは15トン、鉄が1トン1万円だから本当は15万円なんですよ」と述べ、会場から失笑を買った。
オスプレイって重さ15トンなんですけど、鉄1トンは、オーストラリアで鉄1トン買うと1万円です。鉄1トン1万円、それが15トンですから本当は15万円ですよ。いや、いろいろ加工して人手がかかってるから、いくらかは付加価値が付くかもしれないけど、15トンの鉄の塊は15万円なんです、だいたい。それがなんで200億にもなるのと、どこがどうなったら200億になるんですか。
トヨタがレクサスを2万円で売るか?
あまりにも荒唐無稽な話である。鉄の重さで物の価値が決まるならトヨタの高級車レクサスは2万円で買えることになる。グレードにもよるが、レクサスは1.4~2.7トンであるが、価格帯は360万円から1500万円となる。
川内議員はレクサスの値段を2万円と見積もるのか。
オスプレイの価格200億円以上という金額は機体単体ではなく諸経費も含まれる。開発費なども考えれば割高とは言えず、被災地などへの物資輸送など活躍も期待されている。
何が許せないって、こういう暴論を聴衆が信じると思っているところだ。オスプレイの配備に反対する声があるのは事実だが、反対派で「オスプレイ、本当は15万円」を支持する人間がいるとでも思っているのか。とにかく批判をしていれば支持が集まるという勘違いをした典型例なのかもしれない。
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