【ドラニュース】根尾、ナゴヤで初安打決めるぞ 守備では軽快な動き披露2019年3月11日 紙面から
中日ドラフト1位の根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が10日、春季教育リーグ阪神戦(鳴尾浜)で「6番・遊撃」で先発出場した。2打数無安打だったが、初めて就いた守備では2度の守備機会を軽快にこなした。先発した山本拓実投手(19)は5イニングを投げ1失点と好投した。試合は中日が9-4で勝った。 これも生まれ持った宿命か。初スタメンの根尾が対峙(たいじ)したのは昨季13勝のガルシアと一昨年のセーブ王・ドリス。前日のメッセンジャーに続いて快音を響かせることはできなかった。 第1打席は2回無死。昨季の竜の勝ち頭を相手に2ストライクから133キロの変化球を強振。フェンス手前まで飛ばしたが、打球は左翼手のグラブに収まった。2打席目もドリスの146キロ直球をはじき返したが左飛に終わった。「もっとできた打席。どうして結果が出なかったかを考えていかないといけない」と悔しさをにじませた。 一方で初めて就いた守備では軽快な動きを披露した。2回1死満塁の場面では二遊間寄りのゴロをさばいて併殺。ピンチの芽を摘んだ。 さらに4回無死二塁の場面では正面の打球がイレギュラーバウンドしたが冷静に対応。一度グラブからこぼしたが、落ち着いて打者走者をアウトにした。「しっかりと止める気持ちで守っていました」と振り返った根尾。荒木2軍内野守備走塁コーチは「バウンドが変わったけど、よくアウトにした。スムーズに動けていたと思う」と評価。小雨が降り、足元が緩くなったグラウンドでも高い対応力を見せた。
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