外務、防衛両省は8日、北朝鮮が海上で積み荷を移し替える「瀬取り」の警戒監視活動にフランスが初めて参加すると発表した。在日米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)を拠点に3月中旬から哨戒機による警戒監視を実施。春には仏海軍のフリゲート艦「バンデミエール」が東シナ海周辺で監視にあたる。
瀬取り監視を巡っては、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドが航空機による警戒活動を実施している。英国やカナダは海軍艦艇を派遣している。岩屋毅防衛相は8日の閣議後の記者会見で「国際社会が一致団結して安保理決議の実効性確保に取り組む」と強調した。