こんにちは、らくからちゃです。
皆様年度末ですが、いかがお過ごしでしょうか。わたしは、風邪にやられて2週間ほど死んでおりました(ノ∀`)アチャー 気がつけばブログを最後に書いてから1ヶ月以上たってますな。すっかり書き方を忘れてしまったので、リハビリも兼ねてゴソゴソ書いてみたいと思います。
体調管理も仕事のうち(とはいえ9割型はお客様の社内トラブルに巻き込まれたことによる疲労だと思うのですが)ですし、文句が言える立場でもないとは思うんですけどね。ただまあしかし、町医者のいい加減な診察ってどうにかならんのですかね。
インフルエンザ的な高熱が出たため、妻にうつしてはいかんと祖母の家で土日寝込んだあと、週明けそうそうに祖母宅近くの診療所に行ってみたんですけどね。最初にインフルエンザの検査結果が陰性になったあとは、喉の状態だけ確認し「風邪ですねー、抗生物質だしときますぅ、お大事にー」
以上ッ!!
えええええー、成人男性(31)が、今まで未経験の39度近い熱を3日間出して、悪寒が止まらず、ものすごい倦怠感と戦いながら死にそうな思いでやってきたのに、それだけかーい!!この先生、聴診器も出してねえぞ。たいして混んでるわけでも無いんやから、もうちょっと検査とかせんのかーいとゲンナリしつつ、それなりに薬に詳しい知人に処方箋の写真を送ってみても「なんか症状にあってなくない....?」とまで言われる始末。
なんとか家まで辿り着くと、外出したダメージからか更に悪寒は高まり、体温はいまだかつて経験したことのない40度を記録。
あ、これアカンやつやと思っていたら、心配した家人が救急車を呼んでくれ、えっちらおっちら近所の総合病院まで運ばれることに。まあ住民税も払っとるし、これくらいの熱があったらそれくらい許して貰えるやろ、さあ見てくれなはれとひとりごちながら、担架で診察室に運ばれ、そこで医師に言われた衝撃の結果は....
風邪ですね。
あ、やっぱそないですか。大きな病院で救急の先生に見てもらえば何かもっと別の答えが貰えるかも、と思った節は無きにしもあらず。ただ救急科ってそういうところじゃないんですよね。
ちょっと話は脱線しますけど、たまーに救急車をタクシー代わりに使う人が居て困るって話あるじゃないですか。断言します。救急車はタクシーの代わりにはなりません。
まず当然ですけど、救急車って行き先の病院は選べません。空いているところに連れて行かれますので、場合によっては帰りのタクシー代が半端ないことになるようなど辺鄙なところに回される可能性もあります。
あと救急科って、基本的には「明日までに死なないようにする」ための応急処置が目的です。なのでそこまで深い診察がしてもらえるわけでもなく、薬だって1日分しか処方されません(できません)。なので風邪で救急科にお世話になっても、解熱剤を出して貰うくらいしかありません。
ついでに「じゃあせっかく大病院に来たし、一般の内科にも見て貰おうかな」となると、紹介状なしなので5,000円かかります。
話を戻します。その後、診療所で処方されたお薬に、救急科で追加された1日分のお薬を飲んでみたのですが、飲んでしばらくは症状は収まるものの、薬が切れるとすぐにもとの症状に戻ってしまいました。
で、最後の頼みの綱として、自宅近くの家族ぐるみでお世話になっているかかりつけのお医者さんにも行ってみることにしました。
GoogleMapでは「待ち時間が長い」「話が長い」とあまり評判はよろしくなく、かなり癖の強い先生なのですが、妻がかかった際には、魔法のようにすべての問題を解決してくれてましたので、我が家ではかなり強い信頼をおいています。
その日も、アレコレ体中触りまくりながら、話をひとしきり聞いてくれた上で「じゃあ諸々調べてみますか」と血液検査をしてくれ、判明した衝撃の結果は...
結果を見るなり即「会社には行ってはいけません」と断言され、そりゃ倦怠感も強いわと言ってもらった瞬間、思わず泣きそうになりましたよ。やっと、ちゃんとマトモに話を聞いて貰えた。そして理解してくれた。それだけで、気持ちがいっぱいになったんですよね。
その後も1時間くらいかけて、診療所内でできるありとあらゆる検査をしてもらいました。ただ原因はわからず「ひとまず細菌が原因である可能性が高いので、一番強力な抗生物質を出しておきましょう」と、薬の内容と目的についてもしっかり説明してもらいました。その後、処方された薬を飲みながら、症状に合わせながら処方も変えつつ、数値も10→5→1.8→0.9と改善していき、なんとか今こうしてキーボードが打てている次第です。
今回3件の医療機関にお世話になったわけですけど、前2件での結果が「誤診」というような内容だったかどうかまでは、素人の私にはなんとも言えません。確実に言えるのは、最後に受診したかかりつけ医の診察内容が、わたしにとっては一番納得できて満足できるものであったということだけです。
ニュースを眺めていると、十分に検証されたはずの標準医療ではなく、怪しげな代替医療に手を出し、心身ともにボロボロになる人の事例には事欠きません。そういう人をみて「アホやなあ」と思うのは個人の自由ですけど、その背景には医者や医療に対する根本的な不信感みたいなものは、少なからずあるんだろうなあと思うんですね。
更にその裏には、世の中の「町医者」と呼ばれる人たちが、3分どころか30秒くらいのいい加減な診療をしてきた結果でもあるんじゃねえの?と、思わんでもないわけですよ。そもそもあの人達って、「標準医療」が求めている水準のサービスをちゃんと提供出来てるんでしょうか...
極端な話、わたしの場合、かかりつけのお医者さんが仮に誤診をしたとしても「あの人でも分からなかったら仕方ない」と諦めがつく程度には信頼をおいております。
でもこれだけしっかり丁寧に見てくれても、(検査料等は別として)診療報酬に違いはありません。それで患者さんが増えたとしても、見れる人数には限界があるわけで、手許に残るお金は対して変わらないでしょう。結局、どこまで丁寧な診察をするのかは、医師の医者としての良心に頼っているのが現状でしょう。
どういう方法が取れるのか、その具体策は思いつかないわけですけども、やっぱり街角の名医が働きやすい、活躍しやすい環境作りというのは、きちんと考えて行かにゃならんよねえと思う次第です。
ではでは、今日はこのへんで。