- 3月7日(木) 原発事故から8年 一人一人の復興に向けての課題は?
福島の原発事故被災地では除染やインフラ整備などが進む一方で、依然として全国で4万人を超える人たちが避難生活を余儀なくされています。
2017年春、帰還困難区域などを除いて避難指示が解除されましたが、解除された地域では2018年3月までに慰謝料の賠償が終了しました。被災者に対する賠償や支援策が打ち切られていく中で、被災者たちが集団訴訟を起こすなど国の復興政策のあり方が問い直されています。
先月には、原発事故で神奈川県に避難するなどした175人が生活の基盤を失い精神的な苦痛を受けたと訴えた裁判で横浜地裁は国と東京電力に対して合わせて4億1900万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。
政府は、原発の廃炉に向けて国内外の英知を結集し必要な対策を着実に進めるとともに、住民の帰還のため教育や医療など生活に必要な環境整備を推進するとしています。
原発事故から8年後のいまも続く被害の実情を見つめ、被災者一人一人の暮らしの復興に向けて必要な課題を考えます。
出演:
除本 理史 さん(大阪市立大学 教授)
佐藤 暁 さん (原子力情報コンサルタント、元GE原子力技術者)
記事ID:56019
皆さんからいただいたご意見
- 自分の日常とつながった問題として議論を
- 原発事故はあまりに規模が大きく、どう考えていいか難しいです。しかし、自分たちと連続した問題として考えていきたいです。
- 三重県 40代 男性
- 投稿日時:2019年03月07日 19時11分 記事ID:56082
- 原発事故から8年
- 福島の我が家に、いつ帰れるのか、そもそも帰れるのか帰れないのかが、国から示されぬままに8年とは、心身共に我慢の限界をとっくに越えていて、こんな酷なことはないと思います。
- 神奈川県 50代 女性
- 投稿日時:2019年03月07日 19時06分 記事ID:56087
- 放射線量
- 原発事故から8年が経過しましたが、自分としての意見は、やはり放射線量の値が日常での生活で完全に安全なのかが課題と思います。
- 群馬県 40代 男性
- 投稿日時:2019年03月07日 18時38分 記事ID:56081
- 原発作業者の課題
- 復興が議論されるときは、住民の生活を取り戻すためにとなる。原子炉の廃炉、燃料取り出し作業、放射能を含む材料の処分等に従事される作業者の課題についても議論してほしい。これから40年かかるとかはっきりした計画もできないまま議論されている。政府も今、担当している人はほとんどいなくなる。当然、東電の人も、下請けも。これらの人の復興、生活についても。日本人が嫌がることは外国人に任せたいとか、技術移転とか。原発にお金がかかることの見直しが必要。
- 山口県 70代 男性
- 投稿日時:2019年03月07日 17時08分 記事ID:56078
- 「除染からの汚染土」が入っている黒いフレコンバックの山
- 紫外線を遮断出来るという黒いフレコンバックに入っている「除染からの汚染土」が大量に積み上がっているいますが、黒いフレコンバックでも紫外線で二三年でバラバラになり出して来ます。その後の段取りを考えているんだろうか?避難されている方々が、「除染からの汚染土」の大きな山を毎日見ていると復興の足跡を作れるんでしょうか?
- 山形県 60代 男性
- 投稿日時:2019年03月07日 16時28分 記事ID:56076