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【社会】

人工透析、相談当日に中止同意 死の選択、都が経緯調査

 東京都福生市の公立福生病院で昨年8月、腎臓病の女性=当時(44)=への人工透析治療が中止され、1週間後に死亡した問題で、女性は診療方針を相談するため同病院を訪れた当日、治療中止に同意する書類に署名していたことが10日、関係者への取材で分かった。

 治療中止を検討する条件を示す日本透析医学会の提言は、患者に十分な情報を提供するとともに、患者から情報を収集することを求めている。東京都や学会は、死に直結する同意を得た手順に問題がなかったか調べている。

 関係者によると、女性は当時、腕の血管の分路(シャント)が閉塞し、それまでの方法では透析が困難な状態だった。

(共同)

 公立福生病院=8日、東京都福生市(共同通信社ヘリから)

 公立福生病院=8日、東京都福生市(共同通信社ヘリから)
 

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