挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
198/198

197.魔導具師の授業~海蟲の付与

(すみません、たいへん遅くなりました!)

 小さな水晶のグラスにさらさらとした青い砂が半分ほど入っている。

 テーブルの上、液体は時折きらりと陽光を反射させる。水晶のグラス自体も、美しい虹色の影を落としていた。


 しかし、そんな美しさを堪能することは一切なく、ダリヤは額に汗をかいていた。

 横では、真剣な顔をしつつ、低く唸っている銀髪の少年がいる。

 二人とも髪をひとつ結びに、作業着姿で机に向かっていた。


 ここはオズヴァルドの作業場だ。

 今日は魔導具師の授業の日。ラウルと共に魔力制御の講義の後、実技となった。


 水晶のグラスの中身は、海蟲シーワームの外皮を細かくしたものだ。

 盾や鎧の硬質強化、鞄やマントの強度上げなどに使われ、水魔法への耐性も上がる、なかなか便利な素材である。


 青い砂にしか見えず、ところどころ金色の粒が混じって、なかなかきれいだ。

 これならば、ガラス瓶に入れて飾っておいてもいい気がする。

 材料が海蟲シーワームと聞いたら、イルマあたりが叫びそうな気もするが。


「グラスの海蟲シーワームに三分間、魔力を均等に入れて付与します。魔力に方向性を持たせて、時計回りにかき混ぜ、液体にしてください」


 オズヴァルドはそう説明しつつ、あっさり作業をして見せたので油断した。


 魔力が足りないと砂は回転しない。わずかに表面が揺れるだけだ。

 魔力を入れすぎるとグラスから砂が飛び出しそうになる。

 ようやく回せたと思えば、魔力の強弱できれいに混ざらない。ダマになってしまって、やり直しである。


 オズヴァルドは『安定した魔力を入れればいいだけです』と笑顔で言うが、それができたら苦労はしない。

 結果、彼の息子のラウルと共に、試行錯誤をしているのが今である。


「あう……」

 小さく声を上げた少年が、がっくりと肩を落とした。

 その手元、砂の三分の一ほどが、グラスから飛び出し、机に飛散している。これで二度目である。


 きれいに混ざっていたのにもったいない、そう思いつつ自分のグラスを見れば、ところどころ固形物の残る、紺色の粘体ができあがっていた。こちらも二度続けての失敗である。


 二人の目の前には、オズヴァルドの作った見本がある。

 青くとろりとした液体で、光の反射によって金色に光る。砂状になることもなければ、わずかな固まりも見えない。


 ラウルが再挑戦の為、海蟲シーワームの粉をグラスにだばりと足す。

 くーっと小さな唸り声が響き、肩にとても力が入っているのがわかる。

 がんばっているのはよくわかるが、気負いすぎているのが心配になった。


「ラウルエーレ、りきんでも付与はうまくいきませんよ。ダリヤもお疲れでしょう。一度休憩しましょう」


 向かいに座っていたオズヴァルドが微笑み、作業を止めた。

 どうやら自分も、疲労感が顔に出ていたらしい。


「父上、この付与に何かコツはありますか?」

「落ち着いて、魔力を安定させることです。あとは慣れですね」


 ダリヤも聞きたいことだったが、近道はないらしい。

 隣の部屋に紅茶を頼みに行く背中に、ラウルがぼそりと言う。


「それはコツとは言わないと思います……」

「ラウル……」


 つい、口元がゆるんでしまったが、同じ思いだった。

 聞かれたのが恥ずかしかったらしい、少年はあわてて話題を変える。


「ダリヤ先輩、魔力がいくつか伺ってもいいですか? あ、僕は十です」

「かまいませんよ。私も十です」

「先月、上がったばかりなので、まだ落ち着かなくて……」

「私も上がってまだ慣れていません。一定にしようとしても難しいですよね」


 ラウルとは、数値も最近魔力が上がったのも一緒だった。

 一ヶ月では、まだ魔力が作業感覚に馴染まないだろう。唸りたくなるのもよくわかった。


「同じ海蟲シーワームなのに、どうしてこんなに違うんでしょうか? 学院の授業では、付与で困ったことはないのですが……」


 ラウルが恨めしげにオズヴァルドの付与したグラスを見る。

 三人とも同じ魔封箱にあった粉を使っているのだ。材料に差はない。


「やっぱり魔導具師としての腕だと思います。オズヴァルド先生の付与は安定していて確かなので」


 イルマの腕輪を制作するとき、技術力、腕の差をまざまざと見せつけられた。

 そして、感動すると同時に自分の未熟さを痛感した。

 一人前の魔導具師になるのに、近道はないのだ。

 ただひたすらに知識を学び、実践していくしかないだろう。


「まだ始めたばかりですから。ゆっくりがんばりましょう」

「はい。ついあせってしまいました……がんばります!」


 自分が父カルロの背中を目指すように、この少年も父に追い着こうと必死なのだろう。

 こちらを見る真摯な銀の目に、ダリヤは心から微笑んだ。



 ・・・・・・・



 紅茶の準備ができたと呼ばれ、隣室に移った。

 今日一緒に来たマルチェラは、ここでエルメリンダから礼儀作法を教わっている。

 マルチェラは、紅茶にいつもはいれぬ砂糖を二つ入れ、音が出ないように慎重にかき混ぜていた。ちょっと顔が怖い。


 部屋に入ってきた自分とラウルに、エルメリンダは楽しげに笑いかける。


「ロセッティ会長、腕のある護衛の方がついてよかったですね」

「ありがとうございます」


 元上級冒険者であるエルメリンダだ。マルチェラの強さがわかるのかもしれない。


「お褒めにあずかり、光栄です……」


 慣れぬせいか、やはり固いマルチェラだった。

 その向かいでは、オズヴァルドが優雅に紅茶のカップを持ち上げている。

 そこへ、ノックの音が響いた。


「失礼致します。オズヴァルド様、ご確認をお願い致します」


 部屋に入ってきた従僕から書類を受け取ると、オズヴァルドは素早く目を通す。


「今回のオークションは、特に希望するものがありませんね。不参加とお答えしてください」


 どうやら、書類はオークションの案内だったらしい。

 返された書類を受け取ると、従僕は会釈をして出て行った。


「父上、お探しのものがあるのですか?」

「ええ、炎龍ファイヤードラゴンの鱗が出ていないかと思いまして」

「あの、それは……」

「魔法付与の炎性定着の指輪を作る為ですが、炎龍ファイヤードラゴンがオークションに出なければ、火山魚ボルケーノフィッシュでも作れますので、問題ありませんよ」


 尋ねかけたダリヤに、オズヴァルドは先手を打つように言う。


 ダリヤの持つ素材の中には、炎龍ファイヤードラゴンの鱗がある。しかし、あれはヨナスのくれたものだ。確認をとらないうちにオズヴァルドに渡すのはだめだろう。

 次にヴォルフに会ったときに聞くことにした。


 しかし、火山魚ボルケーノフィッシュもなかなか見ない魔物、そして素材だ。

 対火魔法の素材として、たいへん優れると聞くが、この国には活動している火山がない。

 その為、他国からの輸入でしか入手できないのだ。


「父上は、火山魚ボルケーノフィッシュ炎龍ファイヤードラゴンを、実際に見たことはありますか?」

炎龍ファイヤードラゴンはありませんね。火山魚ボルケーノフィッシュは生け捕りにしたものを見たことはありますが、火山で見たことはありません」

「いつか両方とも、本物を見てみたいです」


 目をきらきらさせて言うラウルが微笑ましい。


 しかし、個人的には、炎龍ファイヤードラゴンの牙や爪、心臓や骨、素材としてはぜひ見たいが、本体との直接対峙は避けたい。ブレスを吐かれたら灰も残らなそうだ。

 火山魚ボルケーノフィッシュがいる火山に行くのも、かなり大変そうである。


炎龍ファイヤードラゴンは魔力が強いので、会うと動けなくなるかもしれません。火山魚ボルケーノフィッシュは熱い湯の中を泳ぎますので、近づくだけでも大変ですよ」

「エルメリンダ様はご覧になったことがあるのですね!」


 目を丸くしたラウルが食いついた。急いで置いたせいで、カップの紅茶がはねる。


炎龍ファイヤードラゴンはやっぱり大きいですか? 動けなくなるのは威圧のせいですか? 火山魚ボルケーノフィッシュはどうやって捕まえるのですか?!」

「落ち着きなさい、ラウルエーレ。エルは逃げませんよ」


 オズヴァルドが苦笑している。

 こぼした紅茶をふき取るエルメリンダも、笑いをこらえているのがわかった。


「私が見た炎龍ファイヤードラゴンは、まだ若い龍でした。空を飛んでいるだけでしたが、その場にいた冒険者全員が咄嗟に隠れました。そのまましばらく誰も動けませんでしたし、声も出せませんでした。それぐらいには怖かったですね。火山魚ボルケーノフィッシュは強弓で射貫いてから、持ち手の長い、金属の網ですくって獲ることが多いですね。火山魚ボルケーノフィッシュを追うより、その場の暑さで倒れそうになりましたが」

「そうなのですか……でも、やっぱり一度は実物を見てみたいです」


 少年の視線は、憧れを込めて遠くなる。

 もしかすると、ラウルは冒険者の資質も持ち合わせているのかもしれない。


炎龍ファイヤードラゴンは見るのも命がけですし、火山は隣国のその先ですから、危ないので止めたいところですが……」

「親子で同じことを思うものですね、旦那様」


 エルメリンダの言葉に、オズヴァルドが軽く咳をする。その様子に、ラウルが聞き返した。


「同じこと?」

「……ラウルエーレと同じくらいのときには、実際に見たいと思ったこともありましたよ。自分の逃げ足を考えてあきらめましたが」

「父上が、逃げ足なんて……」


 オズヴァルドの冗談に、ラウルがくすくすと笑い出す。

 それが伝染したかのように、周囲の者も笑顔になっていった。


「父上、大丈夫です。行くときはしっかり鍛えて、逃げきれるようにしてからいきます!」

「ラウルエーレ……」


 明るく言いきった息子に、オズヴァルドは渋い顔を隠さなかった。


(活動報告に近況をアップしました)

お読み頂いてありがとうございます。おかげさまで二巻刊行が決まりました。
書籍「魔導具師ダリヤはうつむかない 2」(MFブックス様 4月25日発売予定)
どうぞよろしくお願いします。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全105部分)
  • 4892 user
  • 最終掲載日:2018/10/25 22:17
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 5663 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全70部分)
  • 4888 user
  • 最終掲載日:2019/03/02 12:00
ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全117部分)
  • 5522 user
  • 最終掲載日:2019/01/22 00:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全365部分)
  • 5890 user
  • 最終掲載日:2019/03/08 00:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【一巻 2017/10/30 発売中!】  【二巻 2018/03/05 発売中!】  【三巻 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全528部分)
  • 4515 user
  • 最終掲載日:2019/03/04 12:30
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 5378 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
スキル『台所召喚』はすごい!~異世界でごはん作ってポイントためます~

【2018/9/10発売】カドカワBOOKS様より書籍化。 【2018/9/5コミカライズ】電子雑誌B's-LOG COMIC様にてコミカライズ連載開始。 //

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全67部分)
  • 4901 user
  • 最終掲載日:2019/03/04 02:06
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全460部分)
  • 6329 user
  • 最終掲載日:2019/03/04 22:08
乙女ゲーム六周目、オートモードが切れました。

気が付けばそこは、乙女ゲームの世界でした。ハッピーでもバッドでもエンディングは破滅までまっしぐら、家柄容姿は最高なのに性格最悪の悪役令嬢『マリアベル・テンペスト//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全112部分)
  • 4359 user
  • 最終掲載日:2019/02/14 12:00
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全204部分)
  • 4541 user
  • 最終掲載日:2018/11/07 20:35
最強の鑑定士って誰のこと?~満腹ごはんで異世界生活~

★カドカワBOOKSさんより、1~5巻発売中。6巻3月9日発売。電子書籍もあります。よろしくお願いします。 ★コミカライズ『B's-LOG COMIC』さんで連//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全170部分)
  • 4574 user
  • 最終掲載日:2019/03/07 22:11
転生しまして、現在は侍女でございます。

※アリアンローズから書籍版 1~3巻、絶賛発売中! ※12/12発売の3巻ですが、発売即重版となりました。ありがとうございます! ユリア・フォン・ファンディッ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全239部分)
  • 4993 user
  • 最終掲載日:2019/03/09 00:00
生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。 錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたの//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全221部分)
  • 6259 user
  • 最終掲載日:2018/12/29 20:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 5140 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全150部分)
  • 5359 user
  • 最終掲載日:2019/03/04 00:00
かわいいコックさん

『花(オトコ)より団子(食い気)』で生きてきたアラサー女が気付いたら子供になって見知らぬ場所に!?己の記憶を振り返ったら衝撃(笑撃?)の出来事が。そしてやっぱり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全107部分)
  • 4948 user
  • 最終掲載日:2018/09/14 00:00
王女殿下はお怒りのようです<WEB版>

戦乱の世に生きて死んだ最強魔術師の王女が、太平の世に無能の公爵令嬢として転生。 どうやら周囲の人間にも家族にも嫌われているというかなり詰んだ状況にあるらしく、加//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全75部分)
  • 4779 user
  • 最終掲載日:2019/01/04 22:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 4507 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
おかしな転生

 貧しい領地の貧乏貴族の下に、一人の少年が生まれる。次期領主となるべきその少年の名はペイストリー。類まれな才能を持つペイストリーの前世は、将来を約束された菓子職//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 4593 user
  • 最終掲載日:2019/02/20 10:00
転生したら乙女ゲーの世界?いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。

【2019年1月31日、KADOKAWA/エンターブレイン様から2巻発売です!】 「気付いたら銀髪貴族の幼女五歳でした。完全に私tueeeeスタートですね、分//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全192部分)
  • 5230 user
  • 最終掲載日:2019/02/21 06:42
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全82部分)
  • 7529 user
  • 最終掲載日:2019/03/02 00:00
魔導師は平凡を望む

ある日、唐突に異世界トリップを体験した香坂御月。彼女はオタク故に順応も早かった。仕方が無いので魔導師として生活中。 本来の世界の知識と言語の自動翻訳という恩恵を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全406部分)
  • 4799 user
  • 最終掲載日:2019/03/06 07:00
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 6230 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

 私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だった。同時にここが好きだった少女漫画の世界で、自分が漫画の主人公に意地悪の限りを尽くす悪役…//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全179部分)
  • 5857 user
  • 最終掲載日:2019/03/06 20:04
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全193部分)
  • 4541 user
  • 最終掲載日:2019/03/01 20:34
謙虚、堅実をモットーに生きております!

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//

  • 現実世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 6116 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 18:39
エノク第二部隊の遠征ごはん

遠征部隊に配属となった衛生兵のメルは、支給される保存食の不味さに悶絶する。 パンは酸っぱく石の如く。干し肉は無味無臭で噛み切れない。 生命の危機を覚えた衛生兵は//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全305部分)
  • 4473 user
  • 最終掲載日:2019/03/08 00:00