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【グラニュース】

シミッチが初ゴール グラ開幕3連勝 2007年・4連勝以来の好発進

2019年3月10日 紙面から

シミッチ(左)のゴールをシャビエルが祝福=パナスタで(木戸佑撮影)

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 名古屋グランパスは試合終了間際のオウンゴールでG大阪を3-2で振り切り開幕3連勝。2007年に開幕4連勝して以来の好スタートを切った。磐田は大分に1-2で敗れ、今季初勝利はならず。鹿島、浦和、広島はいずれも今季初勝利を上げた。

 ブラジリアンの“友情元気玉”がさく裂した。1-1の前半38分、来日3年目のFWシャビエル(25)のFKを、新入団のMFシミッチ(25)が頭で合わせてゴール左隅へ流し込んだ。同い年の両選手はサンパウロユースの同僚。シミッチにはうれしい来日1号となった。

 競り合いから頭ひとつ抜けたシミッチが決めた。アシストがシャビエルだから喜びもひとしお。「シャビエルは賢い選手。賢い判断をしてくれた。Jリーグ初得点ですし、チームの勝利に貢献できてうれしいです」と感激。シャビエルは「ファーに蹴って丸山に合わせる選択肢もあったけど、ジョアン(シミッチ)に合わせた。決めてくれてよかったよ」と喜んだ。

 ともにサンパウロ育ち。幼少期は海外でも大人気のアニメ「ドラゴンボールZ」に親しんだ。シャビエルによると、地域の小学校は4年生まで開始時間が午前、午後の選択制。レフティーは朝からサッカーに汗を流し、昼食のため帰宅。テレビで「ドラゴンボールZ」を見てから学校へ通った。

 好きな登場人物は、シャビエルが主人公・孫悟空だ。強くなるとスーパーサイヤ人になり、代表的な攻撃技が元気玉。一方、シミッチは魔人ブウを好む。敵に魔法をかけてクッキーにして食べるキャラクターのごとく、ピッチ上で変幻自在。スーパー・シャビエルと魔人シミッチが攻守に活躍した。

 

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