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舞若道の11・9キロ、4車線化候補 舞鶴東-小浜西

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 舞鶴若狭自動車道の暫定二車線区間について、国土交通省は八日、土砂災害で道路が寸断される可能性の高い舞鶴東インターチェンジ(IC)-小浜西IC間二四・五キロのうち、二カ所計一一・九キロを四車線化の候補として選定した。有識者会議の審議を経て、三月末までに事業化する見通し。

 主に土砂災害を想定した対応だが、交通事故などに伴う通行止め解消の効果も見込まれる。国交省によると、舞鶴東IC-大飯高浜IC間(一三キロ)は、京都府と福井県にまたがる連続した四・一キロが四車線化整備を進める候補になった。事業費は二百億円を見込む。

 大飯高浜IC-小浜西IC間(一一・五キロ)も連続した七・八キロで、事業費は四百三十億円。ともに詳細な場所は今後、明らかになる。二〇一九年度に着手する予定だが、完成時期は未定という。

 高速道路の暫定二車線区間の一部四車線化は、昨年の西日本豪雨などを受けた防災、減災に向けた三カ年緊急対策の一環。国が低金利で資金を貸し出す財政投融資を活用し、今回は全国十六道府県の十六カ所計八五キロを選んだ。

 昨年の災害を機に始まった国の緊急点検では、暫定二車線区間のうち、一六〇〇キロで土砂災害の危険性が高いとされた。残る一五一五キロは、今夏をめどに優先整備の区間がまとめられる見込み。

 (山本洋児)

 

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