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【芸能・社会】

チコちゃんのおかげで岡村、初大河 来年「麒麟がくる」で農民役

2019年3月9日 紙面から

「チコちゃんのおかげで出演できた」と緊張しながらあいさつする岡村

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 NHKは8日、俳優の長谷川博己(42)が主演する2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主要な共演者12人を発表。長谷川と大河初出演となるお笑いコンビ「ナインティナイン」岡村隆史(48)や女優の沢尻エリカ(32)、高橋克典(54)らが東京・渋谷の同局本社で会見した。斎藤義龍を演じる伊藤英明(43)は欠席した。

 戦国時代の武将・明智光秀を中心に描く池端俊策さんのオリジナル作品。光秀が美濃で出会う三河出身の農民・菊丸という架空の人物を演じる岡村は「大抜てきです。チコちゃんの大ヒットのおかげです」と同局の出演番組を引き合いに出しながらアピール。「(NHK側から)歴史の勉強もしなくていいと言われているので今はボーッとしている」「(共演の堺正章から)役がハマらなければすぐ死んじゃうよと言われている」と芸人らしく会場を沸かせた。

 織田信長と結婚する帰蝶(濃姫)を演じる沢尻は感極まった声で「芸能生活20周年目でやっと大河に出られる。たくさん失敗や挫折もして培ってきたものをすべて出したい。沢尻エリカの集大成だと思っている」と意気込んだ。

 戦国大河で数々の名優が演じてきた信長役は染谷将太(26)。「制作側から『新しい、革新的な信長を一緒につくっていきたい』と言われ、こんなにぜいたくなことはない。新しい信長像をつくるため有言実行したい」とキッパリ。信長の父・織田信秀役の高橋は「ずっと大河に出たいと思っていた。精いっぱい暴れてみたい」と話した。

 NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」に出演中の長谷川は「まだラーメン作りを終えたばかりで、大河の重厚なつくりについていけない」と笑わせ、豪華な共演陣を前に「確実に面白くなる。最後は光秀も死なないんじゃないかと。自信あります」とブチ上げた。 「功名が辻」(06年)以来2度目の大河出演となる歌手の石川さゆり(61)が光秀の母・明智牧、門脇麦(26)が光秀と京で出会う戦災孤児の駒、西村まさ彦(58)が光秀の叔父・明智光安、尾美としのり(53)が美濃の守護・土岐頼芸、上杉祥三(63)が織田家老臣・平手政秀、堺正章(72)が光秀を導く京の医師・望月東庵をそれぞれ演じる。 

(前列左から)沢尻エリカ、堺正章、本木雅弘、長谷川博己、門脇麦、岡村隆史、染谷将太、(後列左から)尾美としのり、西村まさ彦、石川さゆり、高橋克典、上杉祥三(稲岡悟撮影)

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◆斎藤道三は本木

 大河出演は「徳川慶喜」(1998年)以来22年ぶりとなる本木雅弘(53)は斎藤道三役。8年前にドラマ共演した長谷川について「どんどん存在感が増していったので圧倒されないよう威嚇していきたい」とニヤリ。長谷川も「本木さんも僕もヘビ年生まれなので、お互いに執念深くガッツリ組めたらいいな」と盛り上げた。

<「麒麟がくる」> 脚本家・池端俊策さんのオリジナルストーリー。1540年代からスタートし、英傑たちの父親世代から描く「戦国ビギニング物語」。東西の要衝の地である美濃(岐阜県南部)から羽ばたいていく明智光秀(長谷川博己)の謎めいた前半生にスポットを当てる「戦国青春群像劇」でもある。斎藤道三に見いだされ、足利義昭と出会い、天下布武を狙う織田信長に仕える光秀。そして物語は「本能寺の変」へと収束していく-。

 

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