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【大相撲】

大関高安、稽古に手応え 荒磯親方に「恩返しする」

2019年3月9日 紙面から

新弟子(手前)にストレッチを指導する高安(志村拓撮影)

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 日本相撲協会は8日、春場所の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。大関昇進を目指す関脇貴景勝(22)=千賀ノ浦=は、初日に過去5戦全勝の平幕妙義龍(高砂)との対戦が組まれた。2日目は平幕錦木(伊勢ノ海)と顔を合わせる。2場所連続休場中の横綱白鵬(33)=宮城野=は初日に新小結北勝富士(八角)、2日目は平幕遠藤(追手風)と対戦。また、初日に平幕魁聖(友綱)、2日目に小結御嶽海(出羽海)と対戦する大関高安(29)=田子ノ浦=は、元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)への恩返しを誓った。

 元横綱を独占して積み重ねた自信があるから、高安は「相手は誰でもいい」と堂々と構える。大阪入り後の100番近い三番稽古で、体を張ってくれた元横綱稀勢の里の荒磯親方に「胸を出していただき、大変ありがたい。恩返しする」と感謝。初優勝を目指す15日間へ、気合を入れ直した。

 兵庫県尼崎市にある田子ノ浦部屋宿舎でのこの日の朝稽古後、報道陣に逆質問する恒例の形で、初日と2日目の相手を知った。初日の魁聖との顔合わせは予想通りだったが…。

 「えっ、三役?」。2日目に御嶽海戦が組まれたことに、やや意外そうな面持ち。それでも「自分のやり方でやればいい。内容のある稽古ができたから」とうなずいた。

 この日は荒磯親方が不在で三番稽古こそ実現しなかったが、本場所で使う黒の締め込みを試して気分は本番モード。「本場所の土俵で相撲を取るのが、一番楽しい」と充実感たっぷりだった。 (志村拓)

 

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