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【グラニュース】

守れないグラ卒業 究極攻撃サッカーで3戦連続完封だ

2019年3月9日 紙面から

G大阪戦で3試合連続完封に挑む選手ら=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)

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 攻撃は最大の防御なり。名古屋グランパスは9日、G大阪戦に臨む。昨季大量失点を繰り返したチームは、今季開幕から2試合連続で完封勝利。ボールを支配する風間サッカーでG大阪の強力攻撃陣を無力化し、7年ぶりの3試合連続完封に挑む。8日、チームは愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習し、大阪へ移動した。

 守れないグランパスは、もう卒業だ。開幕2戦で許した失点はゼロ。リーグワーストタイの59失点を喫した昨季とは真逆の堅守を見せつけている。3戦連続完封となれば、2012年第23節~第25節以来7年ぶり。開幕に限れば、07年以来12年ぶりの快挙となる。

 なぜ、今年は失点しないのか。風間八宏監督(57)は、その答えが質の高い攻撃にあると持論を展開する。「この2試合はアクシデント以外ではピンチもあまりないし、(自陣の)ゴールに近づけさせてもいない。自分たちの質をもっと上げていけば、もっと安定して戦える」

 90分間ボールを支配し続ければ、ピンチは生まれない。17年の監督就任以来目指してきた究極の攻撃サッカーが、形になりつつある。2日のC大阪戦では被シュートが4本、被CKが0本。指揮官は「こっち(自陣)に入れさせていない」と、手応えを口にする。

 この勢いで3つ目のゼロを並べたいチームだが、簡単にはいきそうにない。相手は現在リーグ最多タイの6得点をあげるG大阪。韓国代表・黄義助(ファン・ウィジョ)とアデミウソンの2トップはJ1屈指。守備的だった鳥栖、C大阪とはスタイルが異なる。

 

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