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【ドラニュース】

根尾、きょうDHで実戦デビュー 教育リーグ「しっかり振るだけ」

2019年3月9日 紙面から

スーツ姿で遠征に出発する根尾=ナゴヤ球場で(板津亮兵撮影)

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 右ふくらはぎの肉離れで出遅れていた中日ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が9日の春季教育リーグ阪神戦(鳴尾浜)で実戦デビューする。今年のドラ1では大トリでの実戦出場(紅白戦含む)となる黄金ルーキー。周囲は「1軍」への期待を膨らませるが、与田剛監督(53)は2軍で冷静に現状を見極めてもらう考え。自力ではい上がるしかない。

 ついにベールを脱ぐ。遠征先の大阪へ向かう直前、濃紺のスーツに身を包むと、根尾の表情が引き締まった。「自分のやれることだけに集中していこうと思います」。強調したのは自然体。今の、ありのままの自分で打席に向かう考えだ。

 待ちに待った初実戦。予定は指名打者でのスタメン。プロ初打席の相手は先発予定のメッセンジャーだ。「開幕投手を務める素晴らしいピッチャー。自分はしっかりと振っていくことだけ考えます」。5年連続6度目の開幕投手が決まっている豪腕に、小細工なしで向かっていくつもりだ。

 この日はナゴヤ球場での1軍と残留組の合同練習に参加。全体練習後は、志願してメニューになかった内野ノックも受けた。リハビリから指導した立石巡回野手コーチからは「自分のいいところを出してきてくれたら」と送り出された。

 気は早いが、気になるのはその先の話。1軍での雄姿はいつか-。球場で練習を見守った与田監督は、状態を見ながら順を追って前へと進ませる考えを改めて示した。

 「何日にどうするとか、先から考えることは絶対にしたくない。いつも見ている2軍首脳陣が一番確かなので、そこを確認する」。あくまで小笠原2軍監督らの目を最優先にする考えだ。

 1軍昇格の目安も「イニングとか打席とかの数字ではない。動きを見た2軍首脳陣の目がやはり大事。とにかく動きが本当に万全になることが一番の条件」。いくら世間から注目されていても、今の現実は2軍の選手。あくまで根尾自身が、その動き、内容で2軍首脳陣から「昇格」の判をもらえなければ、1軍には上がれない。そこに特別扱いはない。

 

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