森山加代子さん死去 78歳　大腸がん　「白い蝶のサンバ」がヒット！紅白にも出場

　「白い蝶のサンバ」などのヒット曲で知られ、ＮＨＫ紅白歌合戦の出場経験もある歌手の森山加代子（もりやま・かよこ、本名林紀代子＝はやし・きよこ）さんが６日午後４時５１分、大腸がんのため東京都品川区の病院で死去した。７８歳。北海道出身。通夜・告別式は家族葬で行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は夫の林正和（はやし・まさかず）氏。

　関係者によると、食欲不振などから２月８日に入院。大腸がんと診断されたが、手術の施しようがない末期だった。

　森山さんは札幌市のジャズ喫茶で歌っていたところスカウトされ、１９６０年にカバー曲「月影のナポリ」でデビュー。７０年には早口のような歌い出しの「白い蝶のサンバ」（作詞・阿久悠、作曲・井上かつお）が大ヒットした。

　紅白歌合戦には６０年（第１１回）から３年連続、さらに７０年（第２１回）と計４回出場している。最近はフリーで活動しており、昨年９月に千葉県柏市内で行われたコンサートに参加したのが最後になったという。