ハワイのロコたちに絶大の人気を誇るダウンタウンのレストラン「ザ・ピッグ・アンド・ザ・レディ」が今週金曜日、ワードビレッジに待望の2号店『ピギー・スモールズ(Piggy Smalls)』をオープンします。ロケーションはワードセンターの北側、以前クアアイナバーガーがあったところ。エントランスのベンチに座っている、このブタちゃんを目印にしてください。
ブラック&ホワイトを基調とした店内はスタイリッシュかつカジュアル。ワードビレッジでのショッピング中にふらりと立ち寄れるオープンな雰囲気がいいですね。
ロングテーブル、ブース席、テーブル席、窓際のカウンター席と4タイプのシーティングオプションがあるので、グループからお一人さま、ちょっと一杯、ゆっくりお食事といろんなシチュエーションで利用できそう。
店の奥にある厨房はオープンキッチンになっていて、シェフたちが奏でる音や香りなど躍動感あふれる調理シーンを目にすることができます。
通常のジュースやソーダもありますが、おすすめはノースショア発祥の「ワイアルアソーダ」。ピンク色のリリコイソーダはおいしくて色もかわいいから、レストランで見つけたら必ずオーダーしちゃうんですよね~。ビールやカクテル、ワイン、スパークリングワインなどのアルコールドリンクもありますよ。
アペタイザーにオーダーしたのは思わず2度見してしまうほど大きな手羽先がプレートにどどーんと鎮座する「LFC」。これはフォークやナイフを使わずに手掴みでいっちゃいましょう。
2度揚げした手羽先はやわらかくてジューシー。チキンのおいしさもさることながら、フィッシュソースをベースにしたソースもハイレベル。たっぷりトッピングされたフライドエシャロットとピーナッツが香ばしさをプラスしています。
もうひとつのアペタイザーは「”ローデッドベイクドポテト”ベニエ」。揚げたてサクサクのポテトベニエとチェダーチーズのムースをペアリングしたオシャレな一品です。
アメリカではピザやベイクドポテトなどにたくさんのトッピングをのせることを”ローデッド(Loaded)”と呼んでいるのですが、フライドオニオン、ハム、チャイブをこれでもかとトッピングしたこのアイテムはまさに、”ローデッドベイクドポテト”ですね。
メインディッシュにオーダーした「ガーリックシュリンプコールドヌードル」はサラダ感覚のベトナム冷麺。冷たいライスヌードル、エビ、ハーブ、フライドガーリック、ピーナッツをのせたお皿がサーブされ、テーブルでソースを注いでくれます。
直径6~7センチはあろうかというジャンボシュリンプはプリプリを超えてブリブリとした食感。塩漬けエビを発酵させた”マムトムバック”をベースにしたピリ辛ソースと、爽やかなディル、シソ、コリアンダー、ミントの相性が抜群。調味料の臭味は一切残さずコクと旨みだけを引き出している、なんとも完成度の高い一品でした。
ハワイストWEBイチオシの「フォーストラミ」は自家製パストラミを焼きたてのバゲットに挟んで、スリラチャオニオンとマスタードシードのピクルスをトッピングしたベトナム風サンドイッチ。サイドにはディッピングソースとピクルスが添えられています。
一口食べると、サクっ、ジュワ~、ホロ、シャキ、プチ、そして最後にまたジュワ~。全食材の味と食感が口の中に広がって絶妙なハーモニー…いえ、パストラミを主役にした協奏曲を奏でているくらいのおいしさ!個人的に「2016年に食べた一番おいしいもの」のトップ5にランクインするお味でした。
デザートにはフレンチアップルタルトにチャンムオイ(ベトナムの塩漬けレモン)をトッピングした温かい「チャンムオイ&アップルタルトタタン」をチョイス。
今回ご紹介した料理のほかにも、パスタやフォー、サラダ、ベジタリアンディッシュをはじめ、「ザ・ピッグ・アンド・ザ・レディ」にはない新メニューもたくさん。フレンチの影響を受けたベトナム料理にハワイのエッセンスを加えた「ピギー・スモールズ」、ワイキキから足を延ばす価値ありですよ!
ピギー・スモールズ(Piggy Smalls)
ワードビレッジ内
1200 Ala Moana Blvd., Honolulu
(808)777-3588
11:00~22:00(無休)
https://twitter.com/piggysmallsHI