今季国内女子ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディス(賞金総額1億2000万円、優勝2160万円)が7日、沖縄県南城市の琉球GC(6514ヤード・パー72)で開催される。指定練習日の5日、コースチェックに余念のなかった選手は、今年から大幅改定となったゴルフ規則に緊張感を見せている。中でも、気にかかるのはドロップの方法。以前の「肩の高さ」から「膝の高さ」に球を落とす高さが変わり、2月のメキシコ選手権でファウラー(米国)が間違えたばかりだ。
     ツアー3勝目を目指す福田真未(26)は「バッチリ勉強してきましたから、大丈夫」と言いつつ、「でも、一番不安なのはドロップですかねぇ。つい習慣で肩の高さからやっちゃいそう」と警戒。2シーズンぶりのVを誓う上田桃子(32)=かんぽ生命=も「たいていドロップする時ってミスをした後だから、いろんなこと考えてて無意識に“旧式”でやりかねないと不安。今年は注意深くいきたいと思います」と話した。
     賞金女王奪回を宣言する鈴木愛(24)=セールスフォース=は「その場面が来たら『5回ぐらい言ってくれ』とキャディーに頼んどこうかな。(新ルールのペナルティー)『1号』にだけは絶対にならんとこー、と。そんなんで、名前残るはイヤです」と笑いを誘った。 (月橋文美)