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【サッカー】

ACL連覇目指す鹿島 “ACL男”セルジーニョの得点などで白星発進

2019年3月6日 紙面から

鹿島-ジョホール・ダルル・タクジム 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・セルジーニョ(左)=カシマで

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◇ACL1次リーグ 鹿島2-1ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区は5日に開幕して1次リーグが行われ、2連覇が懸かるE組の鹿島はホームでのジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦に2-1で競り勝ち、白星発進した。鹿島は前半終了間際にMF平戸太貴(たいき、21)の左クロスがそのままゴールに飛び込んで先制。後半11分にFWセルジーニョ(23)が相手のミスを突いて加点し、失点1にとどめた。F組で広島は敵地での広州恒大(中国)戦に0-2で敗れた。元日本代表のMF本田圭佑(32)がフル出場したメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)はホームでの大邱(韓国)戦に1-3で敗れた。

 狙い澄ました左足のキックが、ゴールの左隅を捉えた。1-0の後半11分、相手のパスミスを拾ったセルジーニョが左足を振り抜く。「自分が思っていた以上に、素晴らしいコースに飛んでくれた」。自画自賛の一撃が決勝点となった。

 “アジアキラー”は今季も健在だ。昨夏に加入したブラジリアンは、ACL決勝トーナメントで5戦連続ゴールを記録するなど、悲願だったACL制覇に大きく貢献。シーズンが変わった今年も勢いは持続しており、2得点だった2月19日のプレーオフ、ニューカッスル戦を含めてACLは驚異の8戦8発。本人は「(ACLだからと)特別なことはない」と語るが、リーグ戦も含めて過密日程となる大会だけに「唯一考えているのは、試合後にすぐリカバリーをすること」と話す。

 前半15分には、自ら得たPKを失敗する場面もあったが「PKはまた練習して次の機会には決めたい。一番重要な初戦で勝つことができた。今日はあの美しいゴールを思い返しながら帰宅したい」と笑う。2連覇に向け、好発進を飾った。 (松落大樹)

 

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