乳癌や癌、抗がん剤について、ほとんど
知らないまま、治療に突入した私。
遅ればせながら、本を読んでみました。
色々、幅広く読んでみたなぁ。
3年前の私がそうだったように、
乳癌と診断を受けて、あるいは闘病中で、
何らかの情報を求めて、
このブログを訪れて下さった方も
いらっしゃるかもしれない。
ご参考までに並べてみます。
(本に書かれている内容全てを、単純に
お勧めするわけではありません。
生き方、考え方、感覚は人それぞれ。
私は、各々の本から、各々の著者から、
なるほどなぁ、と様々学ばせていただき、
自分の闘病姿勢を模索した、その過程で
読んだ、様々な本です。
自分の生活や状況、感覚に合った部分は、
取り入れさせていただきました。)
▼『乳がんと牛乳
がん細胞はなぜ消えたのか 』
ジェイン・プラント著
・著者は、英国地質研究の博士で、
英国王立医学協会終身会員。
・ご自身の乳癌の原因が牛乳だと突き止め、
「私は、乳製品を完全に断ちきること
によって、再発・転移をくりかえす
乳がん を克服した。」という。
・最初に読んで、影響を受けた本。
私も、30年以上、水代わりに牛乳を
飲み続け、ヨーグルト、チーズ、
クリームシチュー等々、
乳製品が大好きだったし。
牛乳だけじゃなく、食品について 、
抗がん剤(彼女がしたのはCMF)対策含め
具体的に科学的に書かれています。
私も、食生活、生活習慣の乱れとストレスが
癌を急成長させた原因だと思っていたので
大いに参考にさせていただきました。
抗がん剤の副作用が思ったより小さかった
のは、この本から取り入れた食のおかげ
▼『明るいがん治療1~3
切らずにピンポイント照射』
『抗がん剤治療のうそ
乳がんをケーススタディーとして 』
植松稔著
・癌のご両親を介護、看取った友人が、
植松先生のセカンドオピニオンを受けて
よかった、と教えてくれて購入した本。
・乳癌の抗がん剤について、学ばせていた
だきました。大いに影響を受けました。
・限局した転移病巣であれば、そして
お金があれば(金食い虫の娘が自立して
お金が余れば
)、是非受けてみたい治療
です。
・抗がん剤の臨床試験結果の読み方、
再発・転移予防の抗がん剤に意味があるか
(植松先生は、ない、と言い切っています。
転移前に使っても、転移後に使っても、
余命は同じ、と )
分かりやすく、納得性もあります。
影響を受け、随分、考えました。
その上で、なぜ、私が術前化学療法を
することにしたか。
臨床試験結果は、患者集団の統計であって
傾向だけが分かること、
植松先生が正しいとしても、
中1の娘を抱えた
(二人暮らしのシングルマザー)
『今』、最も延命したい、
延命のために、抗がん剤の力を借りたい、
そう思ったから、でしょうか。
▼『患者さんのための
乳がん診療ガイドライン』
日本乳癌学会
・標準治療を、知るのに役立ちました。
・日本乳癌学会のサイトでも読めます。
▼『国立がん研究センターのがんの本
乳がん』
▼『名医が語る最新・最良の治療
乳がん』法研
・中村清吾先生、武井寛之先生、津川浩一郎
先生、山内英子先生、岩平佳子先生、
関口健次先生、増田慎三先生、佐治重衡
先生、清水千佳子先生、井本滋先生、
向井博文先生、大住省三先生、明石定子
先生、福間英祐先生
▼『グリーン・フォー・ライフ』
ヴィクトリア・ブーテンコ著
▼『デトックス・ベジスープ』庄司いづみ著
▼『肉・魚・卵・乳製品ゼロ 野菜ごはん』
西東社
▼『がんの芽をつむにんじんジュース
健康法』星野仁彦著
『今あるがんが消える
レモン、にんじん、りんごジュース』
『今あるガンが消えていく食事』
済陽高穂著
『「ガンが食事で治る」という事実』
済陽高穂×星野仁彦著
・ジュース繋りで購入してみました。
・私は、ここまで成長した癌を食事だけで
治せるとは思わなかったものの、
動物性タンパク・脂肪の取り過ぎや
過剰な活性酸素が癌の原因(の1つ)だとは
思ったので、玄米菜食を心懸けました。
油はオリーブオイル、ゴマ油だけを使う
ようにしました。
▼『がんが自然に消えていくセルフケア
毎日の生活で簡単にできる20の実践法』
野本篤志 (薬学博士、薬剤師)
▼『いのちの太陽たち 1
ガンを治して弾む人生』
藤井しのぶ編著 人間出版
『幸せはガンがくれた
心が治した12人の記録』
川竹文夫著
・病を契機に人生を見直し、生き方を変え、
新しい価値を見い出した人たちの体験集。
・無理に無理を重ねた生活で癌を急成長
させたと思う私。癌は、神様が与えて
くれた休息のようにも感じていた私。
(娘は相変わらず休息させてくれなかった
ような気もしますが、、、)
なかなか生き方は変えられていないの
ですが、人生について大いに考えました。
▼『ガンがゆっくり消えていく
再発・転移を防ぐ17の戦略』中山武著
・「強い自我や執着などの
『ガン性格』がガンの原因」
正に、その通りだと思います。
・「最小限の
手術が必要なときもある
だろうし、
ガン細胞が暴れているとき
は
抗癌剤や放射線も一時的に
必要なときもある。
問題は、『その後』。
退院した 後の日々の生活が
重要なのだ。」
私も全く同感です。
なかなか実践が難しいのですが、、。
▼『がんが自然に治る生き方
余命宣告から「劇的な寛解」に至った
人たちが 実践している9つのこと』
ケリー・ターナー著
・著者は、ハーバードで学士取得、
カリフォルニア大バークレーで博士取得
統合医療の研究者
・がんの劇的寛解者(逸脱した事例)にインタ
ビューを行った結果から得られた知見を
まとめた本。
・共感というか、私には、納得性のある
内容です。
▼近藤誠先生の本
『新・抗がん剤の副作用が分かる本』
(1994年)2004年
『安心できる治療法
「治療死」しないために』1995年
『患者よ、癌と闘うな』1996年
『がん専門医よ真実を語れ』1997年
『ぼくがすすめるがん治療』1999年
『再発・転移の話をしよう』2003年
『抗がん剤は効かない』2011年
『抗がん剤だけはやめなさい』2013年
『「がんもどき」で早死にする人、
「本物のがん」で長生きする人』2013年
『大学病院が患者を死なせるとき
私が慶応大学医学部をやめない理由』
『近藤先生、「がんは放置」で本当にいいん
ですか?』2014年
・治療(無治療)はかなり極端ですが、
癌や三大治療について、真実が多く
語られていると思います。
・『患者よ、癌と闘うな』は、出版された
頃に購入して持っていました。
後は、乳癌診断後に購入しました。
・『再発・転移の話をしよう』が癌の理解
にとても役立ちました。
▼『「抗がん剤は効かない」の罪』勝俣範之著
・私も疑問を感じた近藤先生の前提、
「死亡率は一定」について書いてくれて
います、スッキリ。
・「HER2発現のある乳がんは、抗がん剤
にはそこそこ効果はあるものの、ほとんど
の場合、すぐに再増大していくたちの悪い
がんであることを、現場の医師たちは経験
して知っていました。」
「実際に、私が経験した転移のある乳がん
患者さんでも、ハーセプチンによって
転移がんが消失し、その後、5年以上も
がんが消えたままの患者さんが何人も。
このようなことは、それまでHER2陽性
の乳がん患者さんにはあり得なかったこと
で従来の抗がん剤とは効き方がまるで違い
ます。まさに画期的な治療薬なのです」
★HER2陽性の恐さを再認識。そして、
ハーセプチンへの期待が高まりました。
(残念ながら、私の癌には、画期的に効いた
とは言い難いような気がします。
pCRしなかったし、ほとんど縮小しな
かったので。
でも、なければ1年内に転移していた
ところを、3年転移していない、
という画期的な薬なのかも、、。)
▼『使い方次第で
抗がん剤は効く!』
『間違いだらけの 抗ガン剤治療
極少量の抗ガン剤と
免疫力で長生きできる!』
梅澤充著
・私のタイプの悪性度の高い癌でも極少量で
癌の勢いを止められるか微妙ですが、
再発・転移したら、お世話になりたい
考え方、治療です。
▼『抗がん剤が効く人、効かない人』
『抗がん剤10の「やめどき」』
長尾和弘著
・近くに長尾先生のようなお医者様が
いらっしゃって、かかりつけ医だったら
いいのになぁ、と思います。
書かれた本を、各々、だいぶ読みました。
抗がん剤に固形癌を根治させる力はない、
微小転移を根絶して遠隔転移を予防する力
があるのか、ないのか。
pCRした患者の予後がよい、ということ
なので、
予防する力がある、
と信じたい。
『自分の癌』に
効くか、効かないか、
それは、やってみないと
分からない。