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市川海老蔵 酒も女も興味なしの“ストイック生活”、そのワケは?

週刊朝日

市川海老蔵さん(右)と林真理子さん (撮影/写真部・片山菜緒子)

市川海老蔵さん(右)と林真理子さん (撮影/写真部・片山菜緒子)

市川海老蔵(いちかわ・えびぞう)/1977年、東京都生まれ。十二代目市川團十郎の長男として生まれ、85年に七代目市川新之助を襲名。2004年に十一代目市川海老蔵を襲名。日本の伝統芸能を次世代に伝えるべく、「ABKAI」「古典への誘い」などの自主公演に力を入れると同時に、海外での活動も多い。来年5月、十三代目市川團十郎白猿を襲名予定。20年の東京五輪・パラリンピック組織委員会に助言を行う「文化・教育委員会」委員も務める。 (撮影/写真部・片山菜緒子)

市川海老蔵(いちかわ・えびぞう)/1977年、東京都生まれ。十二代目市川團十郎の長男として生まれ、85年に七代目市川新之助を襲名。2004年に十一代目市川海老蔵を襲名。日本の伝統芸能を次世代に伝えるべく、「ABKAI」「古典への誘い」などの自主公演に力を入れると同時に、海外での活動も多い。来年5月、十三代目市川團十郎白猿を襲名予定。20年の東京五輪・パラリンピック組織委員会に助言を行う「文化・教育委員会」委員も務める。 (撮影/写真部・片山菜緒子)

林:そりゃそうですけど。

市川:気の合う男友達、それは芸能人とかが多いですけど、そこの家に行ったり、会長とか社長という責任のあるビジネスマンのところに行って、「いま何してる」「どんなこと考えてる」という話をするほうがおもしろくなっちゃったんで。

林:そうは言っても、女性はおもしろいところありますよ。

市川:おもしろいけど、さほどおもしろくないですね。女性に関しては70周ぐらいしたんで、だいたいわかってますから(笑)。

林:でも、まだ知らない世界もありますよ。オバサンの世界とかは知ろうと思わない?(笑)

市川:あんまり思わない(笑)。おもしろいと思うことの角度が変わったんです。

林:そうですか。カッコいい男盛りの海老蔵さんが女性に興味を失ったなんて……。

市川:私が若いころはいくら自由にしてもそれほど問題ではなかったけれど、今、これだけ世の中の倫理観が厳しくなっていますからね。

林:世の中のことなんて、どうだっていいじゃないですか。

市川:良くないですよ。團十郎襲名も控えてるし、オリンピックの組織委員としても動いてますし、今わざわざそこに飛び込む必要はない。

林:まあね。でも、何もしなくたって週刊誌はあることないこと書くし。

市川:今、週刊誌より自分のブログのほうが発信力があって、影響力も持ってるわけじゃないですか。だからブログを通じて、違うものは「違うよ」って言えるし、放っておくことは放っておくこともできるんで、あんまり気にしません。

林:それを聞くと、安心するやら、ちょっとガッカリするやら。やっぱり週刊誌を賑わせてほしいです。海老蔵さんの見出しを見ると読んじゃうもん。

市川:子どもが15歳とか17歳ぐらいになって、私も襲名してほかのこともだいたい落ち着いたぐらい、たとえば50歳ぐらいになったら、もう一回自由にしてもいいと思うんですよ。でも今それをやったら、私自体がおもしろくなくなる。私が私をプロデュースするのであれば、「今遊んだりしたら、ぜんぜんおもしろくないよね」って思います。

(構成/本誌・松岡かすみ)

週刊朝日  2019年3月8日号より抜粋


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