石川人形供養 心込めて 安江住吉神社
不用になった人形や縫いぐるみを供養する「人形感謝まつり」が三日、金沢市北安江の安江住吉神社であり、住民から持ち込まれたひな人形などを、氏子らが心を込めてたき上げた。 毎年この時期の恒例で十八回目。平成の終わりが近づくこともあってか、今年は依頼が多く、まつりに合わせて昨年の二倍ほどの約百十件、八千体近くが託された。 午前八時ごろから氏子や実行委員会員が、事前に集まった人形を火の中に次々と入れていった。当日寄せられたものは、菅野佐登志宮司(74)がおはらいをしてから燃やした。不燃物は産業廃棄物として処分する。 近くに住む谷内江里子さんは、義母に頼まれて日本人形やタヌキの剥製を持って訪れた。「義母が大切にしていたものなので、供養を受けて喜んでくれると思う」。菅野宮司は「丁寧なおはらいを心掛けている。供養を通じ、物を大切にする精神を伝えていきたい」と話した。 (小坂亮太) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
|
Search | 検索