ヴァーラナ師「人殺しをしても好きなお父さん」

教団


  8   ヴィーサーカー師
 
 
 
6月27日の尊師の公判でサマナ諸氏の協力を得て尊師にお会いすることが出来ました。
 
 
公判当日までにいろいろなカルマ落としがあり悩み続けていました。グルのご意思との間にズレがあるから祝福されないのではないかと。しかし、不安定な時期にも関わらず公判の1~2日前に尊師にお会いするときの印の一つが現れていました(ヴィジョンは何通りかあるのです)。
 
そのため、グルのご示唆を感じお会いすることが出来るに違いないという強い確信はありました。
 
地裁前で尊師の乗っていらっしゃるバスが地裁に入っていきました。これを見て『尊師だ!』と思った瞬間、頭頂から光のシャワーの祝福を受け立って入られないほどの至福へと導かれました。尊師のエネルギーが非常に強くなっているのを感じずっと尊師に意識を集中させていました。無理もないのですが他の法友たちは尊師に会える喜びで興奮している様子でした。
 
中に入るときマスコミで悪業を積んでいる面々と一緒になりました。まさに聖と悪の戦いという感じでした。この人たちも今生は逆縁ですが、グルとの縁の深さを感じ聖哀れみが沸いてきました。
 
中では最前列に座り尊師が入っていらっしゃるのを待っていました。
 
すると、扉が開き尊師のお姿が見えました。
 
『尊師が入っていらっしゃった!』
 
と感嘆の声を上げそうになりました。1年何ヶ月ぶりにお会いする尊師は髭にかなり白髪が増えお体はすっかり痩せていらっしゃいました。
 
思ったよりお元気そうで安心しましたが、弟子のふがいなさに思わず涙がこぼれそうになりました。手を伸ばせば尊師に届きそうな所にいながら。現世の法の壁がグルと弟子の間を物理的に遮断してしまっているのです。
 
この時ほど本当の神通力が欲しいと思ったことはありませんでした。マルパやミラレパのように変化自在になりたい。ああ、早く本当の智慧が欲しいと思いました。
 
公判は検察側の坂本弁護士一家殺害の読み上げから審議に入っていきました。公判でのやり取りはほとんど耳に入らずグルと心の中で今までの問題の提起、懺悔などをしていました。そして一瞬一瞬集中し尊師からなるべく目を離さず尊師の記憶修習をしました。
 
公判そのものは私の目から見れば地裁、検察側と弁護士側と三つ巴の権力争いといった感がぬぐえず正にプライドと害心の闘いといった様子に映りました。尊師の弁護側がかなり奮闘している様子で活発に鋭く地裁、弁護側を突いていました。
 
尊師はこの時、何をお考えになっているのだろうかと意識を集中すると『四無量心』と出てきました。四無量心に心を集中させると意識が深い所(微細な意識)まで入っていき意識・空間が広がり透明な意識状態になりました。全ての魂に対する聖慈愛、聖哀れみと共に縁のある魂の(順縁、逆縁を含めて)済度のヴァイブレーションが伝わってきました。
 
『尊師のお声が聞きたい。説法が聞きたい。」と何度もそう思うのですが、まだ徳が満ちていないのか思念が足りないのかとうとう尊師の発言の機会が一回もなく午前中で審議が終わってしまいました。『え、もう終わり』と呆気に取られましたが他のサマナの利益になるように尊師にお会い出来ただけでも励みになりました。
 
また尊師の方でも私達が来ているのがわかっていらっしゃるようでした。瞑想に入ってらっしゃったり他の公判の時によく動かれると言われていますが、そのようなことはありませんでした。時々出る尊師の癖に思わず、『ああ、懐かしい』と思いましたが、他の人たちの害心を受けてらっしゃるのか首を動かしていらっしゃいました。
 
今日、この機会を与えて下さったグルおよびサマナ諸氏に深く感謝します。
 
今後は厳しい時代を迎えます。1999年に真の弟子が集まるという予言を信じて『グルの記憶修習及び信と帰依を培えるのは今しかない』とつくづく感じました。
 
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ヴィーサーカー師「光の祝福を受けて」
オウム真理教HP「真理の法友頑張るぞ」より


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