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【ドラニュース】

与田竜戦い方改革「休み返上」 11球団中10位、捕手陣にカミナリ

2019年3月5日 紙面から

中村コーチ(背中)の話を聞く(左から)加藤、木下拓、大野奨=ナゴヤ球場で(谷沢昇司撮影)

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 ふがいないオープン戦に危機感-。中日・与田剛監督(53)は4日、当初は一部投手以外は休養の予定を、全体練習に切り替えたことを明かした。2、3日のロッテ戦(ナゴヤドーム)で連敗した結果と内容を踏まえて判断。その練習中では伊東勤ヘッドコーチ(56)と中村武志バッテリーコーチ(51)が捕手陣に計約30分にわたって“公開説教”するなど、ナゴヤ球場に張り詰めた空気が流れた。

 開幕に向け安閑とはしていられない。4日は当初の予定では、登板に備えて調整する一部の投手のみの練習日となるはずだった。しかし、実際はビシエドら外国人も例外なく1軍全選手がナゴヤ球場に集結。予定変更となった理由を、与田監督はこう明かした。

 「休みにしようかというのはありましたけど、昨日、一昨日のゲームを見ても、できないことがたくさんあったので、休んでいる暇はないとなりました」

 ナゴヤドームで今年初戦となる2、3日のロッテ戦で2連敗。与田監督が3日の試合後「ちょっとふがいない」と苦言を呈した通り、随所にミスも出るなど褒められた試合内容ではなかった。伊東ヘッドコーチも「休みかなと考えてはいたが、(ロッテ戦の)内容次第では練習をやるとも決めていた。本拠地で2連敗だし、練習をしようとなった」と説明した。

 オープン戦はここまで4試合で1勝3敗。消化のないオリックスを除くと、チーム打率2割7厘、チーム防御率5・50が11球団中10位という厳しい数字だ。春季キャンプを打ち上げた際、与田監督は今後の課題について「多々ある」と断言。それがバッテリー部門の強化であるのは言うまでもないだろう。

 この日は、捕手陣がグラウンド上で叱責(しっせき)を受けた。伊東ヘッドがウオーミングアップ後、大野奨、木下拓、加藤に約5分にわたって指導。その後に今度は中村バッテリーコーチが3人に約25分にわたる“公開説教”だ。両コーチとも険しい表情を崩すことはなく、3捕手とも神妙な顔つきで聞き入るしかなかった。

 

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