菅長官のはずが…安倍首相が新元号“横取り発表”の仰天情報
新元号の発表が歴史に残るのは、「平成」の小渕官房長官で証明済み。額縁に入った「平成」の文字を掲げるシーンはテレビで幾度となく流され、平成改元時の首相が誰だったのかを覚えていなくとも(ちなみに竹下登だった)、官房長官は全国民が知っている。小渕氏は後に首相になったが、国民には「平成オジサン」としての方が有名なほどだ。
政治ジャーナリストの泉宏氏が言う。
「竹下さんは『(平成の元号を)決めたのはオレなのに、歴史に残るのは小渕なんだよなあ』と言っていました。そうなることを百も承知で小渕さんに発表役をやらせてあげたわけで、『手柄は人にあげましょう』という人だったんだな、とあらためて思った次第です」
安倍首相が自ら新元号を発表するのかどうか。さすがに官房長官の役回りを“強奪”するのはみっともないから、「発表は菅長官に任せて、安倍首相は文字を書く」(前出の自民党関係者)なんて案も浮上しているらしい。国立公文書館で売られている「平成」の文字のクリアファイルがバカ売れしているから、それでも「歴史に名を残す」ってことにはなるか。