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【国際】

「人権侵害」国連に通報へ ゴーン前会長家族の弁護士

 【パリ=竹田佳彦】会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告の家族の弁護士が四日、フランス・パリで記者会見し、長期間の拘束や取り調べ条件など司法手続きに重大な人権侵害があるとして国連人権理事会(スイス・ジュネーブ)に通報すると表明した。

 家族らは、取り調べに弁護士の立ち会いが認められず、長期間に及ぶ拘束について「極めて重大な人権侵害であり、まさに人質司法だ」と主張した。人権に関する国際法に五項目で違反するとした。人権理の恣意(しい)的拘禁に関する作業部会での議論は、約六カ月間かかるとの見通しを示した。

 会見したのは、妻キャロルさんと前妻との子ども四人の代理人弁護士フランソワ・ジムレー氏とジェシカ・フィネル氏。

 

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