ビアラバーはもちろん、あまりビールに詳しくない人やビールが苦手という人にもおすすめしたい「ビアラボハワイ」は、ここにしかないユニークなクラフトビールをカジュアルに楽しめるビールバー。
場所はユニバーシティーアベニューとコインストリートの角。ワイキキから4番のバスに乗れば10分ほどで到着します。
エントランスはちょっと奥まったところにあるので、このウォールアートを目印にすると見つけやすいかも。
ドアを開けると無機質なコンクリートフロアに木目調の温もりをプラスしたスタイリッシュな空間が広がります。オシャレだけど飾りすぎない、この雰囲気も人気の理由のひとつ。
店内には1人でも気兼ねなく長居できそうなバーカウンター、プライベート感たっぷりのハイテーブル、グループで楽しめるピクニックテーブルなどがあり、さまざまなオケージョンで利用することができます。
お店の奥には実際にビールを造っているタンクが鎮座。これをバックに撮影すればSNS映えする写真になること間違いなし。
さて、気になるビールですが、常時8~10種類のセレクションがあるとのこと。隔週でラインナップが変わるので、いつ訪れても新しい味が楽しめるんです。
各テーブルには当日のビールリストが置いてあり、初心者&旅行者フレンドリー。簡単な説明も記載されていますが、やっぱり飲んでみないと味が分からないってことで…
はい、全種類オーダーしちゃいました(笑)。こちらはスモールサイズ(4オンス/約118ミリリットル)のグラスで好きなビールをサンプルできる「ビアフライト」です。ビールの数や組み合わせは自由で、お値段は1杯2ドル前後からとリーズナブル。
当日のビールは左から「Patronus(Session NE IPA)」「The Truth(100% Brett Ale)」「Eureka’s Castle(Amber Ale)」「Slam Funk(Pale Ale)」
「The Derby(Imperial Stout)」「Au Revior!(Belgian Golden Strong Ale)」「Cocomansi(Sour Ale)」「Koolaupoko(NE IPA)」
普段ほとんどビールを飲まないワイン派の私が気に入ったのは超濃厚な黒ビール「The Derby」。もったりとした重い苦味の中に糖蜜の香りを感じるインペリアルスタウトで、赤ワインに負けないほどのフルボディな味わいが特徴です。
今流行の”にごり系”ビール「Patronus」はニューイングランドIPA。グレープフルーツのような爽やかな香りが印象的で、重すぎないリッチなフレーバーとベルベットのようなスムーズな喉越しがクセになりそう。これはビールが苦手という人にトライしてほしい!
こちらはハーバルでスパイシーな香りとマイルドな苦味のバランスが絶妙なアンバーエール「Eureka’s Castle」。
とくかくユニークなビールを飲みたいという人におすすめなのが「Cocomansi」。酸味が強い柑橘”カラマンシー”を使ったサワーエールで、びっくりするほど酸っぱかった。
ビールのほかにも、自家製のコンブチャやオーガニックハニーを発酵させたジュンティーもありました。また、近いうちに生酒の仕込みも始めるそう。ビールと生酒の両方を製造しているブリューワリーはアメリカでも片手で数えるほどしか存在しないので、これは凄いことです!
ビアラボハワイのもうひとつのユニークなポイントは、食べ物の持ち込みを許可していること。お店でもポップコーンとビーフジャーキーを販売していますが、大半のお客さんはポケやプレートランチ(!)を持参していました。通りを挟んだ向かいにある日本食マーケット「ニジヤ」でお刺身やお惣菜を買ってもいいかも。
でも、ここのビーフジャーキーも忘れずにオーダーしてくださいね。超薄切りのチップススタイルで、一口食べたら止まらないほどおいしいんです。特にスパイシーがおすすめ。
ビアラボハワイのビールはこちらの缶に入れて持ち帰りすることも可能。市販しているビールと同様に、きちんと密封してくれるから冷蔵庫で保管すれば2週間は持つとのことでした。
私は「The Derby」をゲット!でもこれ、よく見てみたらアルコール度数が11.8%…ワインとほぼ同じです(驚)。飲みすぎにはご注意を。
軽くて飲みやすいエールからパンチの効いたスタウトまで、バラエティーに富んだビールをそろえたビアラボハワイで、お気に入りの味を見つけてくださいね。
ビアラボハワイ(Beer Lab HI)
1010 University Ave., Honolulu
16:00~22:00(火~木曜)、16:00~24:00(木~金曜)
15:00~24:00(土曜)、12:00~19:00(日曜)
http://www.beerlabhi.com/