電通は、マスとデジタルにおける広告の相乗効果を最大化する統合マーケティングプラットフォーム「STADIA」の機能を拡張し、「ラジオ広告」を統合するツールを開発し運用を開始した。
従来、ラジオ広告の効果検証は、限定的なサンプル数でのアンケート調査に頼るアナログ方式で、広告認知やブランド印象の向上などの確認にとどまっていた。今回、ラジオ広告を統合するためのツール「Radio Dots(ラジオ・ドッツ)β版」の開発によって、テレビ広告とインターネット広告、OOH広告に加え、ラジオ広告でも、実行動データを用いた統合分析が可能になった。
ラジオは、車内など移動中や家事中など、生活動線上で「ながら聴取」されるメディア特性を持つが、その特性に合わせた形で「人」基点で実店舗の来店やオウンドメディア来訪といった各種KPIとの関係性、また、オン/オフラインの各種広告との相乗効果などに関する分析・効果検証を実現。これにより、音声広告の価値の可視化や広告効果の高いリスナーに絞ったインターネット広告配信といったサービス提供が可能になる。
なお、本ツールでは、スマートフォンやPCを使って無料でラジオ放送が聴けるサービス「radiko.jp」の聴取ログデータを基にリスナーがどのような番組や広告に接触したかを推定し、分析しているゆ。
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