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2019年から、10年間使っていない銀行預金は「休眠預金」となる制度が本格化！ また、郵政民営化の前の郵便貯金に預けて満期から20年すぎると「睡眠預金」と呼ばれる状態になるケースも。注意すべきポイントを解説する！
ダイヤモンド・ザイでは、記者が集めたマネー・経済関連の最新トピックを「ZAi NEWS CHANNEL!」で毎号紹介している。今回は発売中のダイヤモンド・ザイ3月号から、「2019年から『休眠預金』制度が本格始動」をピックアップ！
10年間、使っていない銀行口座は
ATMが使えなくなってしまう!?
銀行口座にお金を預けたまま長期間放置していないだろうか。もし、心当たりがあるなら要注意だ。2019年から「休眠預金」制度が本格化、ATMでお金を引き出せなくなる可能性がある。
対象となるのは10年間一度も入出金していない銀行口座。残高が1万円以上あれば、銀行から登録住所に郵送で通知が届く。
問題となるのは、引越しをしたが銀行に住所変更を届けておらず、通知が届かなかった場合。また残高が1万円未満の口座は最初から通知が発送されない。この場合、休眠預金になってしまい、2019年秋から口座のお金が預金保険機構に移されてしまう。
休眠預金になっても申請をすれば払戻しが可能だ。しかし、銀行窓口まで通帳や印鑑もしくは運転免許証など本人確認ができるものを持って行って手続きをする必要がある。
定期性の郵便貯金は「20年放置」で催告書が届き、
2カ月以内に手続きをしないと「権利が消滅」！
さらに気を付けなければいけないのが昔の郵便貯金だ。こちらは「睡眠貯金」と呼ばれており、郵政が民営化される2007年9月以前に預けた定期や積立の郵便貯金が対象だ。
満期から20年が過ぎると催告書が送られてくるが、それから2カ月以内に払戻しの手続きをしないと、権利が消滅してしまう。それ以降は請求をしても戻ってこないため要注意だ。実は毎年、権利が消滅している睡眠貯金は数十億円もある。
いま一度、どの銀行口座や郵便貯金口座を持っているのか整理しよう。記憶が曖昧になっているなら金融機関に問い合わせてみること。特に引越しを経験している人は、金融機関への登録住所の変更手続きを忘れないようにしたい。
そして「休眠預金」や「睡眠貯金」になっている口座があったら、すぐさま払戻しの手続きに入ろう。
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