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【プロ野球】

日本ハム・清宮、侍ジャパン辞退!? 右手首痛再発で途中交代

2019年3月4日 紙面から

9回の打席で右手首の痛みを訴えて交代した日本ハム・清宮。左は栗山監督=札幌ドームで

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◇オープン戦 日本ハム0-0DeNA

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が3日、DeNAとのオープン戦(札幌ドーム)の打席中、右手首を痛めて途中交代した。これまでにも痛めた箇所で、精密検査の結果次第では日本代表に選出されている9、10日のメキシコとの強化試合(京セラドーム大阪)や、開幕にも影響が出そうだ。

 9回1死、清宮は三嶋が投じた2球目の変化球にバットを出し、ファウルになった直後に苦悶(くもん)の表情を浮かべた。昨年11月の秋季キャンプ中に痛めた右手首が、2月24日の巨人とのオープン戦に続いて悲鳴を上げた。トレーナーとベンチに戻り、そのまま「代打・近藤」が告げられた。

 試合後、取材に応じた清宮は「病院に行ってみてという感じですね。今日次第だと思います」と硬い表情のままタクシーに乗り込み、札幌市内の病院へ向かった。患部にテーピングなどはなかったが、決して楽観視はできない。栗山監督は「心配ですね。今は報告を待つことしかできないよ」と言葉を絞り出した。4日以降に精密検査の結果が出る予定で、それを受けて今後の方針を決める。

 状態が悪ければ、メキシコとの強化試合が組まれている侍ジャパンの辞退は決定的。シーズンの開幕にも暗雲がたちこめる。2年目はここまで実戦11試合に出場し打率3割3分3厘、2本塁打、11打点。この日も第2打席で二塁内野安打を放ち、成長を結果で示していた。

 編成部門トップの吉村GMも「見ての通りです。検査結果を見ないと分からない」と険しい表情。今はただ、軽症を祈るしかない。

 

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