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宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター
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「きぼう」を使ってみませんか

船内利用

最終更新日:2015年3月31日

ミキシングバッグ

実験概要

沈降や対流の無い微小重力環境で、比重の異なる液体を混ざった状態で維持できるため、完全性の高い素材や結晶の生成、地上では得られない新しい物質の創製ができます。

半導体、食品、化学物質、石油、化粧品、薬品、液晶デバイス、プラスティック産業など、様々な分野で利用可能です。

装置スペック

ナノテンプレートミキシングバッグ
材質 FEP
大きさ 177mm×110mm
使用温度帯(実績) 2℃~室温
ナノスケルトンミキシングバッグ
材質 PET
大きさ 165mm×106mm
使用温度帯(実績) -80℃~40℃

実験例

微小重力環境でのナノスケルトン作製
微小重力環境を利用した2次元ナノテンプレートの作製

細胞培養装置(CBEF)

装置概要

温度、湿度、二酸化炭素濃度を一定に保つことができ、微小重力下で細胞を培養する区画と、回転テーブルにより0.1~2Gまで模擬できる区画があります。

装置スペック

細胞培養装置(CBEF)

細胞培養装置(CBEF)詳細スペック

実験例

植物細胞の重力受容の形成とその分子機構の研究(Plant Gravity Sensing)
宇宙環境での線虫の経世代における環境適応の研究
ヒト培養細胞におけるTK変異体のLOHパターン変化の検出
両生類培養細胞による細胞分化と形態形成の調節
宇宙放射線と微小重力の哺乳類細胞への影響
蛋白質ユビキチンリガーゼCblを介した筋萎縮の新規メカニズム

温度勾配炉(GHF)

装置概要

半導体材料の結晶成長などを行うための実験装置です。半導体材料などの実験材料を入れたカートリッジに3カ所のヒータにより温度勾配(温度差)を付け、熱対流の無い状態でゆっくり材料を融解、結晶化できます。

装置スペック

温度勾配炉(GHF)

最大資料寸法 φ31mm×370mm
加熱温度範囲 端部室 500~1600℃
(可動域:最大200mm)
中央室 500~1600℃
(可動域:最大250mm)
補助室 500~1150℃
(可動域:最大250mm)
温度安定性 ±0.2℃以内
ヒータ移動速度 0.1~200mm/hrおよび600mm/hr
移動速度安定性 移動速度設定値±1%以下 (移動速度 10~200mm/hr)
移動速度設定値±10%以下 (移動速度0.1~10mm/hr)
累積可動時間 300時間程度(最高温度)

温度勾配炉(GHF)詳細スペック

実験例

微小重力下におけるTLZ法による均一組成SiGe結晶育成の研究
微小重力環境下における混晶半導体結晶成長

多目的実験ラック(MSPR)

装置概要

多目的実験ラックは、ワークボリューム(WV)、小規模実験エリア(SEA)、ワークベンチ(WB)からなる実験空間において、ユーザーに実験用の電力、通信、ガス供給・排気といったリソースを提供する設備です。水棲生物の飼育や燃焼実験など個別の実験装置により様々な利用テーマに対応できます。

装置スペック

多目的実験ラック(MSPR)

  • 特徴
    • サブラック・機器レベルの搭載
  • 提供リソース
    • 電力(28Vdc、16Vdc、12Vdc)
    • データ伝送(イーサネット(10Base-T/100Base-TX)、 USB、NTSCビデオ、IEEE1394(HDV))
    • 冷却水による排熱、空冷による排熱
    • N2ガス供給
    • ガス排気
  • 装置例
    • 燃焼実験装置
    • 水棲生物実験装置
    • 静電浮遊炉


多目的実験ラック(MSPR)詳細スペック

実験例

メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析
ゼブラフィッシュの筋維持における重力の影響

タンパク質結晶生成実験装置(PCRF)

装置概要

タンパク質結晶生成装置(PCRF)は、各タンパク質に合った条件(温度、濃度、圧力およびそれらの変化)で結晶作りを行うことができる実験装置です。

装置スペック

タンパク質結晶生成実験装置(PCRF)

セルユニット 6個搭載可能

(個別のセルユニットを用意することでタンパク質結晶生成実験以外の実験にも対応可能)

温度制御 庫内温度約20℃
観測系 1/2CCDカメラ(分解能40μm以上)

タンパク質結晶生成実験装置(PCRF)詳細スペック

実験例

Protein Crystal Growth これまでの宇宙実験

冷凍・冷蔵庫(MELFI、FROST)

実験概要

「きぼう」船内には、冷凍・冷蔵庫(MELFI)が2式、ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)が1式設置されています。

MELFIには、4つの冷凍室があり、個別に-80℃、-26℃、+4℃に設定することができます。

また、MELFIは試料を搭載した状態で輸送する機能も有しています。

FROSTは、スターリング冷却器で、-70℃以上まで冷却可能です。

また、停電時でも保冷できるように新たに開発した保冷剤を使用しています。

より大きな写真へ

冷凍・冷蔵庫(MELFI)

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MELFIからトレーを引き出した状態

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「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)


冷凍・冷蔵庫(MELFI)詳細スペック

小動物飼育装置

写真:より大きな写真へ

マウスを1ケージ1匹の個別に長期間、飼育・観察する装置です。

各ケージのカメラにより地上でライブ観察ができます。また、微小重力環境と人工重力による比較が可能です。

実験終了後は、地上へ生きたまま回収が可能です。


与圧エリア内搭載(利用例)

毛細管現象観測

毛細管現象観測

ロボット動作実証実験

ロボット動作実証実験

  • 特徴
    • 機器レベルの搭載(500mm角程度)
    • 搭乗員による操作
    • ソフトバッグ梱包状態で打上げ
    • 地上へ回収可能
  • 提供リソース
    • 電力(120Vdc、28Vdc、200W程度)
    • データ伝送(イーサネット(10Base-T/100Base-TX)、 USB、NTSCビデオ、IEEE1394(HDV))
  • 利用可能な機器
    • ハイビジョンカメラ
    • 超高感度ハイビジョンカメラ
    • 3Dカメラ
 
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